不妊治療

採精室の攻略法。精子観察キットと病院の違い。

自宅でできる精子観察キットの感想、夫が初めて採精室に入ったときのこと、さらにその反省から2回目以降どうしているのかを実際の検査結果と共にまとめました。これから行くことになる男性が準備すべきこともありますので、夫婦で検査を受けることに躊躇している方や、いつも採精室が苦手という方は、行く前にご一読下さい。この記事は夫の全面協力です。

実はテンガルーペで確認していた

夫は以前、テンガルーペでおたまじゃくしの様子を確認したことがありました。テンガルーペは、スマホがあれば自宅で簡単に状態を観察できるキットです。

 

おたまじゃくしが動いてる様子をスマホのカメラで確認でき、「顕微鏡がなくてもこんにハッキリと分かるの!?」と、私の方がリケジョ本能でワクワクしてしまいました(笑)

写真では静止画になるため、動画で記録してみたら、まるでアクアリウム!十人十色で、止まったり、ぶつかったり、うまくかわして元気に泳いでいったり。かわいくて癒されるので、疲れたときに動画を見せてもらっていました。夫は苦笑いでしたが。

自分に精子があるのか?動いているのか?をこっそり確かめるにはもってこいのキットでした。精子欠乏症ではないという自信は持てました。でも精子は生活環境、ストレス、睡眠、栄養などに影響されやすいです。テンガルーペの検査から2年経過していたため、あの時は大丈夫でも今は分からないです。夫はテンガルーペでは分からないことや、男性不妊の原因を持っていないか知りたいということで、病院でちゃんとした検査を受けることを望んでいました。

余談ですが、2019年7月24日の読売新聞では「Seem」が紹介されていました。

ココカラファイン薬局白金台店では、男性が自らスマートフォンで精子の濃度などを確認できる検査キット「Seem」を、女性用の排卵日予測検査薬と一緒に陳列しているという取り組みを取材した記事内に登場しました。薬剤師に相談すれば、使用法などアドバイスもしてくれるそうです。

ただ観察するだけで良いのであれば、テンガルーペが安くてお手頃ですが、精子の「濃度」と、「運動率」もチェックすることができるのが「Seem」のすごいところです。

 

また、郵送のサービスもあります。例えば、ベビーライフ研究所なら、「精液量」、「精子濃度」、「総精子数」、「運動率」を調べてもらえます。さらにフォトEXパックは「精子正常形態率」もあり、写真が付いてきます。検体を採取後、最短で2,3日内、通常5日で結果を知ることができます。

正直、この検査項目なら病院で受けたほうが安いとは思いますが、病院に行く時間が取れないお忙しい方や、病院だと対面になるので恥ずかしいとか、写真が欲しい方には便利なサービスだと思います。私たちが通院している不妊治療クリニックでは、おたまじゃくしの写真をもらえるサービスなんてありませんので。


初めての採精室は期待しすぎてガッカリ

奥さん公認でそういうものを視聴できるということは、男性は少なからずラッキーと思うのではないかと思います。私は自分のお気に入りがあれば持って行けば?(笑)と助言したのですが、病院は外観がきれいで近代的な感じがするため、夫は最新のものがあるかもしれないしと浮かれて、禁欲すること4日、スマホと財布だけ持って病院へ行きました。ちなみに、我が家では病院で1人で出すことを「医療行為」と呼び合って、明るく協力し送り出してます。

ここからは、男性目線で読んで下さい。

受付から採精室に案内され、カップをもらい、「終わればカップを部屋に置いて出てください、30分しても出て来られない場合は部屋をノックします。」と説明を受けました。

一畳ほどのスペースに、テレビ、椅子、ティッシュがあり、さすがにビデオ(VHS)ではなかったものの、20本くらいあったDVDのラインナップは、15~20年前の作品。平成初期の雰囲気が漂う古めかしいものばかり。

でもせっかく来たので、いいものがないか探しました。備え付けのヘッドホンを付けながら。30分以内に無事に終わりましたが、ノックのタイムリミットを意識すると焦ります。

ラインナップを見た瞬間、これではムリかもしれないと思ったので、自分の物を持って行くか、TSUTAYAでレンタルしてくれば良かったと後悔です。自分のスマホで検索する人もいると思いますが、小さい画面では満足感が薄いタイプの方は、DVD持参がオススメです。古さだけでなく、趣味の合わないものは出るものも出ないですから。また、潔癖症の方や使い慣れたイヤホンがある方は、MYイヤホンを持って行きましょう。誰が使ったか分からないヘッドホンよりリラックスできると思います。

初回の検査結果とプロペシア卒業

初回の検査までサプリメントは一切飲んでいませんでしたが、実は髪の悩みがあり、ずっとプロペシアという薬を服用していました。プロペシアを使いだしたのは結婚式の半年前で、服用歴は2年になります。結婚式の時点で髪の毛はいい感じに生えていて効果を感じ、それからも服用を続け維持できていました。

2年前にプロペシアの処方をしてもらった際、内科の医師に「子どもができにくくなりますか?」と聞き、「副作用で不妊もあり、全員に出るわけじゃないですが、可能性はあります。お子さんを望む時は服用をやめて下さい。」と言われており、ずっとその影響も気になっていたため、病院で精子の状態を調べたいと思っていました。

検査の結果はこちら↓

正常値 洗浄前
精液量 1.5ml↑ 2.2ml
精子数 1500万/ml↑ 5500万/ml
運動率 40%↑ 62%
奇形率 96%↓ 37%
白血球 100万/ml↓ 20万/ml
ゼリー
粘稠
精子活性 普通

アクロビーズテストの判定結果は4で優良でした。

(ご参考)アクロビーズテストの検査結果の見方↓

検査値 0 1~3 4
精子受精機能 不良 良好 優良
体外受精 分割率の平均 25% 54% 72%
体外受精 分割率0%の症状の割合 48% 13% 0%

以上の結果、自然妊娠に問題がない数値で、成績はいたって優秀とのこと。ホッ。

初診にかかった費用触診については、下記の記事で紹介しています。

不妊治療で最初に受けた検査内容と費用を振り返り

結果を告げられる問診で、念のため医師(専門は婦人科)に「髪の毛のためにプロペシアを飲んでるのですが、これはやめたほうがいいですか?」と伺ったところ、「妊娠のためにやれることはやっておいたほうがいい。」とのこと。

この日以来プロペシアの服用をやめることにしました。髪活より妊活を優先します。

そして半年後、妻の子宮卵管造影検査が無事終わったくらいから、自主的に亜鉛強化のマルチサプリを飲み始めました。ディアナチュラ ストロング39アミノ マルチビタミン&ミネラル 300粒 (100日分)です。

サプリメントは薬と違い、すぐに効果が出るわけではないことは分かっていましたが、自分はプロペシアを飲んでいても一応基準値はクリアしていたので、半年間特にサプリメントを服用していませんでした。これでさらに良くなればいいなぁという気持ちで始めました。もし検査結果で精子の状態が良くなかったら、漢方やサプリメントを勧められて、もっと早い段階で飲み始めていたかもしれません。

2度目の検査が前回より良くなかった理由

体外受精前に2度目の精液検査を受けることになりました。前回の検査から8ヶ月が経っていたためです。今回はプロペシアの服用をやめた効果を知る絶好の機会です。検査の前日はタイミングを取るよう医師に指導されていたため禁欲は半日、サプリメントは飲み始めて2か月の状態で臨みました。前回の反省を生かして、自分が愛用しているイヤホンとDVDを持って行きました。

検査の結果はこちら↓

正常値 洗浄前
精液量 1.5ml↑ 1.7ml
精子数 1500万/ml↑ 4100万/ml
運動率 40%↑ 61%
奇形率 96%↓ 32%
白血球 100万/ml↓ 10万/ml
ゼリー
粘稠
精子活性 普通

前回は禁欲4日で臨みましたが、今回はたった半日なので、禁欲期間が少ないことが液量に影響しました。そのため、数も前回より少なめです。しかし、禁欲半日でも液量と精子数が正常値を超えていることは嬉しかったです。

運動率、奇形率は前回とほぼ変わらずで、フレッシュさのおかげか白血球数は前回より半分に減り、粘稠はなくなっていました。この結果でも何ら問題はなく、顕微鏡受精ではなく体外受精で大丈夫となりました。

プロペシアをやめた効果については、禁欲期間を一緒にしておかないと比較にならないため、今回はよく分かりませんでした。また、サプリメントも服用期間が短く、効果があるのかないのかよく分かりませんでした。

その後、同じサプリメントをさらに1カ月続け、1回目の体外受精に臨みました。体外受精前は禁欲期間を取るよう、妻が看護師からもらった注意事項に書いてありました。体外受精をすると、その都度、精液検査のデータを教えてもらえます。体外受精を何度かこなすうちに、サプリメントの効果が数字に表れてきました!それはまた改めて別の記事で紹介します。

普段の生活で心掛けていたこと

喫煙はしていません。食生活は基本的には家で作られたものを食べ、職場にはお弁当を持って行っていますが、たまに外食でラーメンや油っこいものを食べたりしています。そのせいか中性脂肪が少し増えています。

独身の時、人工甘味料のアスパルテームが元気な精子を減らすというニュースを見ました。それ以来、お菓子やプロテインなどを購入する際は、裏面の食品表示を見て人工甘味料を極力避けるように心掛けてきました。それを結婚してからも続けています。

例えばプロテインを購入する際、味付きのプロテインは人工甘味料が入っている物が多いため、プレーンを購入して牛乳やジュースで割って飲んでいました。しかし甘味料でも、甘草なら植物由来なので問題ありませんので、「全てが植物由来の自然派プロテイン」を見つけたとき良いなと思い使っていました。ただし、本格的なアスリートからするとこの商品はプロテインの量が少なめに感じるかもしれません。味は、ストロベリーのほかに、チョコ、抹茶、バニラがあります。


仕事は立ったり動いたりも多く、普段テレビはよく見ますがパソコンはほとんど触らない生活で、休日は天気が悪くなければ散歩やジョギングをしています。比較的座りっぱなしではないことは精子に良いと思いますが、睡眠時間は平均5時間半ほどで、仕事中の仮眠でも熟睡できないことも多く、休日は昼寝をしてしまいます。

普段、ネットやテレビなどでも情報を集めるように心掛けています。その方法は、下記の記事をご覧ください。

夫婦で不妊治療の理解を深めるには録画予約が有効


ABOUT ME
hayachan
33歳で不妊治療クリニックに通い始め、次々と予期せぬ展開へ。34歳で仕事と治療の両立が困難になり泣く泣く退職。治療費は200万円を突破。そんなリアルをお伝えします。