不妊治療

卵子には種類がある、体外受精に使える卵子と使えない卵子の違いは?

体外受精をしたくても、体外受精に使える卵子が採れなければ進むことができません。ここでは採卵手術をした場合に分かる卵子の種類と、体外受精に使えるか否かを解説します。

空砲=卵子が採れなかった

私は経験がありますが、大きな卵胞に針を刺しても、卵子が採れなかったことがあります。

卵胞内には黄身である卵子とそのまわりに白身の部分があり、超音波検査で卵胞内の液体(白身の部分)は映りますが、卵子は小さすぎて見えません。

そのため医師が卵胞の液体を吸い出しても、うまく卵子が吸い取れないことがままあります。

例えるなら、タピオカミルクティーを太いストローで吸っても、うまくタピオカが入らないような感じでしょうか。

卵子自体がなかったのか、卵子があったけれど吸い取れなかっただけなのか、実際のところは分かりません。

ただ、比較的大きな卵胞の場合は、卵子がたまたま入らなかったということが多いと思います。

残念ながら1つも卵子が採れない場合は、体外受精に進めません。

変性卵子

これも私は経験があります。

完全自然周期で1個の卵を採卵をしたら、変性卵子でした。つまり、私は自然にできる卵子は変性卵子だったという衝撃の事実が分かりました。自然妊娠しないのも納得です。

成熟卵子なら見た目がきれいな球になっていますが、私の変性卵子は涙型と言いますか、形が真ん丸ではなかったです。

形がおかしいとか、透明体が欠落しているとか、変性卵子には色んな種類があるようです。

変性卵子も残念ながら体外受精には使えません。

空砲になったり、変性卵子しか取れない場合は、生理を整えたり、誘発の方法を変えたりして改善する必要がありますので、医師にアドバイスをもらいましょう。

かなり未熟な卵子

卵子の中にGV核という丸いものが見えている卵の状態です。

しかし、培養液に漬けておくと、GV核が消えて、そのまま成熟卵子になる可能性があります。

そのため、とりあえず体外受精に向けて培養に進める卵です。

ただ、私の超未熟卵子の場合、培養しても体外受精では受精できなかったことがありました。

やはり成熟卵子よりは成功率は低めのようです。

少し未熟な卵子

卵子の中のGV核がきれいに消えていて、第1極体が出現していない卵です。

この卵は、培養液に漬けておくとそのまま成熟卵子になる可能性が大いにあります。

ですので、体外受精に進める卵です。

私の少し未熟な卵子は、培養して体外受精で受精できていました。(そこから胚盤胞まで成長するかは別問題ですが。)

ただ、未熟卵を経て成熟卵子になった場合は、元々成熟卵子だった卵に比べて透明体が硬くなる場合があるそうで、体外受精でうまくいかない場合、顕微鏡受精なら可能性が上がることがあります。

成熟卵子

卵子の中に第1極体という小さな丸い組織が現れている状態です。

成熟卵子は、20mm~22mmくらいの卵胞から採れることが多いようです。

この卵が採れれば、問題なく体外受精に進めます。

ただし、やはり加齢の影響で透明体が硬くなる場合はあるそうで、体外受精でうまくいかない場合、顕微鏡受精なら可能性が上がることがあります。

私は見た目が良い成熟卵子が採れ、体外受精に進めたにもかかわらず、精子が複数突入することによる異常受精でダメになったことがあります。

培養士さんいわく、「通常は1個入るとそれ以上入れなくなるよう膜ができると思って下さい。卵子の質が良くないとその膜を張る力がないんです。」とのこと。

原因はこのときの誘発の方法が私には合わず、質の面で卵の成熟度がイマイチであったと考えられます。

ということで、今回は少々未熟な卵子でも体外受精に進むことができますが、成熟卵子であっても正常受精するかどうかはやってみないと分からないということをお伝えしました。


ABOUT ME
hayachan
33歳で不妊治療クリニックに通い始め、次々と予期せぬ展開へ。34歳で仕事と治療の両立が困難になり泣く泣く退職。治療費は200万円を突破。そんなリアルをお伝えします。