不妊治療

亜鉛不足と女性不妊の関係、亜鉛不足を克服する方法は?

亜鉛と言えば、男性がサプリメントで補給してるイメージですが、私は医師から亜鉛不足と女性不妊の関係を示唆する論文が出ていると亜鉛の検査を勧められました。一体どういうことなのか?また、私が亜鉛不足を克服した方法を解説します。

亜鉛不足は女性不妊に影響する?

橋本病による甲状腺機能低下症は不育症の原因になるということで、私は不妊治療を本格的に始める前にまず甲状腺クリニックに通うことになりました。

そのことについては下記のブログで詳しく紹介しています。

不育症の一因「橋本病」からのヨード制限生活

その後、チラージンSを継続的に服用して甲状腺ホルモンを補い、妊娠しても大丈夫な値を維持した上で採卵に臨みました。

しかし、最初の体外受精で採卵をしたら異常受精が多く卵子の質が良くなかった可能性を指摘され、唯一のきれいな胚盤胞を移植したのに流産しました。

そのことについては下記のブログで詳しく紹介しています。

初めての体外受精の結果、異常受精が多すぎた

異常受精や流産のことを甲状腺クリニックの医師に話すと、「甲状腺ホルモンに関する数値(TSH)は問題がないので甲状腺ホルモンの不足が流産の理由とは考えにくい。甲状腺の患者さんで、甲状腺の治療をしても症状が改善されない場合は亜鉛不足の可能性がある。」と教えられました。

また、「男性不妊に亜鉛が効果があることはよく知られているが、実は女性不妊に亜鉛不足が関係していることを示唆する論文が5本ほど出ている。しかし、婦人科の先生は証明されていないと信じてない人も多く、婦人科では亜鉛の検査をしてもらえないから、ここで一度検査してみましょう。」と提案して下さいました。

論文では、亜鉛不足は卵子の質を低下させる一因であることが示唆されるようです。

検査で亜鉛不足が判明し指導されたこと

血液検査で私の亜鉛の量を調べてもらうと、62μg/dLでした。

亜鉛の血液検査の基準値は59~135μg/dLなので、私は亜鉛不足ギリギリでした。

実は、この検査を受けるまで3年ほど飲み続けていた葉酸サプリは葉酸単独のサプリではなく亜鉛も6mg含まれていたので、内心ドーピング検査しちゃった~と思うくらい余裕をぶっこいていたのに、普段の食生活で亜鉛が全然足りていなかったのかもしれません。(そのサプリは既に廃版)

思えば、ヨード制限が始まってから、外食で出される汁物は控えてきました。

外食の際、和食のお出汁やおつゆ、お味噌汁などは昆布だしが含まれる可能性があるため、汁を飲まないように指導されていました。

例えば、お寿司屋さんの魚介からだしをとったお味噌汁など、亜鉛も摂れると思うのですが、そういう過去には普通に食していたもを飲めなくなり、和食屋さんから足が遠のいてしまったことも一因かなと思います。

妊娠を望むなら80~130μg/dLあったほうがいいとのこと。これは日本臨床栄養学会亜鉛欠乏症の診療指針2018に準拠した臨床判断値です。

でも、医師も普段の食生活だけで亜鉛をそれだけ補うのは難しいとの見解でした。

私の数値は、医師いわく、妊活の前に人間として生きていく上でも足りていないというヤバめの結果で、すぐに亜鉛サプリで1日10mg補うように指導されました。

主治医の推奨は大塚のネイチャーメイドです。

 
私は甲状腺の病気で食事のヨード制限をしなければならず、牡蠣そのものを食べるのはOKなのですが、牡蠣由来の亜鉛サプリにはヨードが凝縮して入っていることがあり、購入時はヨードが含まれていないものを選ぶように言われました。

その点、ネイチャーメイドは余計なものが入っておらず、1日分の1粒が亜鉛10mgでちょうど良いのです。

念のため、自分でも亜鉛の基準値に達するために必要量を試算してみました。

体重の1/13が血液と仮定し、亜鉛の吸収率を30%と仮定し、サプリ以外からの亜鉛吸収をなしと考えた場合、私の体重と今の血中亜鉛濃度では、1日亜鉛7.3mgの摂取では足りておらず、基準値に達するには9.8mg~16mgの亜鉛摂取が必要と算出できました。

吸収率は個人差もありそうですが、医師の指導はけっこう的を得ているなと思い、亜鉛10mgのサプリを続けることにしました。

葉酸も亜鉛も摂れるマルチサプリに変更してみた

ネイチャーメイドを1つ購入して2ヶ月で飲みきったのですが、妊活中のため、葉酸や鉄が入ったサプリも別で飲んでいました。

何粒も飲むのが大変だったことと、たくさんのサプリを購入するとお金がかかる上、保管場所もいることが気になってきました。

それに、もしかすると亜鉛だけでなくビタミンDやカルシウムなども不足しているかもしれないという不安を抱いていたため、必要な量が全部含まれているリーズナブルなサプリがないか?とよく探していました。

皆さんは栄養素の桶の図を見たことがあるでしょうか?栄養素はそれぞれが補完し合っているので、1つだけたくさん摂っても桶から水が溢れ、1つだけ少なくても桶から水が溢れるという図です。

そんなことを思い出し、亜鉛や葉酸を単独で飲むよりマルチサプリが良いだろうと思えてきて、たどり着いたのが株式会社ファインの「葉酸が入ったプレママのためのサプリ」です。

 
マルチサプリで亜鉛が10mgも入っているものはなかなかありません。
1袋(1カ月分)が900円もしないくらいのお手頃価格です。薬局では見かけないのでいつもネットで購入しています。

たまにAmazonのセールで安くなっていたり、楽天だとメール便で送料が安くつくお店があったり、いくら購入すると送料が無料なんてこともありますので、その時々の安いほうで買っています。コスパも良いため、これに出会えて良かったです。

不妊治療クリニックでは、かの有名な「エレビット」のサンプルを持って帰れるので、私はそれを試しに飲んだこともあります。

 
「エレビット」は安くても1カ月あたり4,000円以上すると思います。CMしたり広告費のかけ方からして違いますもんね。

「エレビット」と「葉酸が入ったプレママのためのサプリ」を比較すると、葉酸以外ほどんど成分は同じなんです。亜鉛も同じ含有量です。

あえて言うと「エレビット」は葉酸が3粒あたり800μgで、「葉酸が入ったプレママのためのサプリ」は3粒あたり480μgと、葉酸量だけ倍ほど違います。私は一応、大学の食品栄養学科卒ですが、葉物野菜を積極的に食べている私は480μgで十分だと思います。

7ヶ月で亜鉛不足を克服!

毎日亜鉛のサプリを続けて、80~130μg/dLになるまで定期的に血液検査を受けました。

検査日 血中の亜鉛の濃度
初回 62μg/dL(亜鉛6mgのサプリを飲んでいた)
2か月後 65μg/dL(ネイチャーメイドを飲んでいた)
4ヶ月後 66μg/dL(プレママのためのサプリを飲んでいた)
7ヶ月後 95μg/dL(プレママのためのサプリを飲んでいた)

2ヶ月や4か月の段階では微増でしたが一応数値は上がっていたので、サプリメントの効果は、やはり薬と違ってゆっくりなんだな、でも飲み続けると効果があるんだ!と思えて頑張れました。

7ヶ月目の検査を受ける時は、予想は67μg/dLくらいかな?とあまり検査結果に期待をしていなかったのですが、一気に基準値に到達していて、驚きました!飲み続けてきた甲斐がありました。医師にもこれで大丈夫ですと言われ、久々に嬉しくなりました。

まだ妊活を継続してるため、ここでサプリをやめると元も子もないので、頑張って引き続きサプリ生活を続けたいと思います。


ABOUT ME
hayachan
33歳で不妊治療クリニックに通い始め、次々と予期せぬ展開へ。34歳で仕事と治療の両立が困難になり泣く泣く退職。治療費は200万円を突破。そんなリアルをお伝えします。