不妊治療

卵巣年齢が若すぎる!?多嚢胞性卵巣のAMH検査結果2年分

自分の卵巣年齢って気になりますよね。多嚢胞性卵巣と診断された私は、33歳にしてまだ20代前半かも!?と思うような数値でした。検査のことや、1年後にどれだけ数値が変わったのかを検査結果とともに解説します。また、AMHが高い方と低い方について、それぞれの違いとメリットもお伝えします。

AMH(アンチミューラー管ホルモン)の検査

いわゆる、卵巣年齢と言われている検査は、アンチミューラー管ホルモン(抗ミューラー管ホルモン)の検査結果の数値を年齢の表と照らし合わせたものです。

AMHは発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンで、卵巣内の卵子の在庫数を反映していると言われています。

不妊治療をはじめると検査してもらえますが、保険適用外の検査になるため検査料がお高めです。私が通っている不妊治療クリニックでは6,000円かかります。

独身の時は、生理がなかなか来ない時など生理不順を訴えに産婦人科へ行っても、ピルを処方されて「これで2週間様子見て。」と言われるだけで、こんな検査はしてもらえませんでした。子どもを望むと言わなければなかなか検査してくれないのでしょうね。

おかげで、結婚1年半がたち、33歳になってAMHの検査を受けるまでは自分が多嚢胞性卵巣ということも知らなかったですし、生理周期が長すぎる(低温期が長すぎる)原因もこれだとは気付いていなかったです。単に運動不足なのかと思っていました…。

AMHは高すぎても、低すぎても不妊治療の対象になります。

高すぎると卵巣に卵胞がたくさんできすぎて窮屈になります。すると卵子の育つ環境が悪化し、卵子の質が低下しがちになります。

逆に低すぎると卵子の在庫が少ないため、いかに在庫を有効に使うかを考えなければいけません。

不妊治療クリニックにお世話になっている方は、自分の年齢より卵巣年齢が若い(AMHが高い)、または卵巣年齢のほうが上(AMHが低い)方が多いのではないでしょうか?

検査結果から卵巣年齢を知るには

私はこれまで2度AMHの検査を受けました。1年に1度受けています。毎月の生理で卵子の在庫は減っていくため、年を重ねるごとに数値は小さくなります。

33歳、初めての検査では8.18ng/mL

34歳、2回目の検査では7.52ng/mL

でした。

この1年間の間に、生理は11回きました。

うち1回は強誘発でたくさん採卵しホルモン補充で生理を起こし、もう1回は妊娠&流産で生理が1週間止まっていました。

基本的に生理周期が長いため、若いころなんて年に9回しか生理が来なかったこともあり、11回に増えただけマシと思っています。

でも、まだまだ減りが緩やかと医師に言われました。

実はこの数字、よくある年齢別平均AMHには載っていないくらい高い数値なのです。

下の表は年齢別平均AMHです。(出典:赤ちゃんが欲しい2018夏号)

年齢 AMH(ng/mL)
27歳以下 6.04
28-29 6.15
30-31 6.13
32-33 5.42
34-35 4.75
36-37 3.82
38-39 3.18
40-41 2.44
42-43 1.67
44-45 1.31
46以上 1.00

これはあくまで、年齢と数値の分布図から平均値をとったもので、いずれの年齢でも個人差が大きく0~10ng/mLくらいの間で値に広がりはあるのですが、自分の卵巣年齢はいくつ?と考える時はこの表を基準にしている方が多いでしょう。

では、私の8.18ng/mLはどれくらい若い卵巣年齢なのか?そう思って、色々と調べましたがAMHの表は27歳から記載されているものが多く、25歳、20歳、18歳の表まで見つけましたが、さすがにそれより若いデータはありませんでした。

上記の表のように、新基準値の場合は27歳から明記されています。一方、旧基準値では18歳からとされていました。

ちなみに、検査会社の株式会社ビー・エム・エルが出している新基準値は、33歳は0.40 ~ 12.76ng/mLと幅を持たせて明記されています。

2019.1.16 BML 基準値変更のお知らせ

というわけで、私は別におかしい数値ではないのですが、同級生と比較するとかなりAMHが高めで卵子の在庫が豊富、少なくとも卵巣年齢は27歳以下と分かりました。

多嚢胞性卵巣と多嚢胞性症候群の違い

私は多嚢胞性卵巣(PCO)なのですが、似た名前の多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)という症状もあります。

どう違うんでしょうか?

多嚢胞性卵巣(PCO)は、エコーで卵巣を見たときに、卵胞がたくさん並んでネックレスのように見える、ネックレスサインが確認できます。同じような小さな卵胞が窮屈に並び、なかなか大きくならないため、低温期が長くなったり、卵巣表面が硬くなったり、排卵が十分にできなくなる場合もあります。

一方、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、上記のネックレスサインに加えて、月経異常やホルモンの異常が認められるより深刻な症状です。テストステロン(男性ホルモン)が高く毛深かったり、排卵の前後ではない平常時のLH(黄体化ホルモン)が7mIU/ml以上だったりする方が該当します。

私のクリニックでは、男性ホルモンの検査はなかったのですが、私の平常時のLH(黄体化ホルモン)は6.64mIU/mlでした。これにより、PCOSではなくPCOと診断されました。

卵子の在庫数が多くても少なくてもメリットあり

医師から、私の卵巣は「例えるなら人口密度が高い中国です。」と言われました。

人口密度が高い都市部は居住環境が窮屈になるように、それぞれの卵胞の発育がなかなか進まないそうです。

AMHが高い方は、若い不妊患者に多いということで、まだ私は若い方に入るってことかな?と受け止めています。

また、体外受精をする場合は、在庫数が多いほうが誘発剤で複数の卵を採りやすく、チャレンジできる回数も多くなります。

そういう意味で、多嚢胞性卵巣(PCO)多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は卵の在庫に余裕があるというメリットがあります。

逆に、普通のAMHの方が日本だとすれば、オーストラリアのように人口密度が低くて卵子の在庫が少ない患者さんも多く通院されています。

若くても生理周期が早すぎる方(28日以下)は卵子の在庫が減っていてAMHが低い傾向があります。卵胞が成熟する前に排卵が起きていたり、早く生理がきてしまうゆえに子宮内膜が分厚くならず着床がうまくいかない場合は治療が必要です。

また、AMHが低い方は実年齢が高い患者に多いということで、卵子があっても加齢による質の低下の問題を抱えている場合も多いです。

しかし、AMHが低くても、数が少ないだけで質の良い卵子が採れる方もいらっしゃいますし、AMHが低い場合は、在庫をいかに有効活用するかが治療の決め手となるので、体に負担の少ないゆるめの誘発方法を試すことが多いでしょう。

AMHが低い場合は、誘発法を工夫し、1つの卵を大切に育てれば、採卵を複数する必要がなく、体外受精にかかるコスト面や身体的負担も軽くなります。

AMHが高すぎたり低すぎても、自分に合う誘発方法があれば体外受精だけでなく、自然妊娠や人工授精での可能性が高まりますので、ぜひ主治医とより良い方法を相談してみて下さい。

ABOUT ME
hayachan
33歳で不妊治療クリニックに通い始め、次々と予期せぬ展開へ。34歳で仕事と治療の両立が困難になり泣く泣く休職。治療費は200万円を突破し、35歳で退職。そんなリアルをお伝えします。