不妊治療

3回目の体外受精で誘発方法や採卵数が変更になった理由

採れる時に採卵してみようということで、ERA検査のためのホルモン補充周期が終わってすぐ、4回目となる採卵(体外受精としては3回目)に臨むことになりました。クリニックの愚痴や、採卵数が変更になってしまった理由、誘発方法の違い、採卵当日の様子などをご紹介します。

採卵スケジュールに入るまでの悲喜こもごも

例によって、生理が始まるとクリニックに電話し、次の通院日を聞きました。

もう採卵スケジュールに入るのは4回目なので、通院すべき日は聞かなくても想像がつくのですが、ここは病院のシステムに素直に従っていました。

いつもこの電話で、医師や看護師に相談したということで、後日通院した時に、電話相談料220円を請求されていました。(培養士と話すときは請求されませんでした。)

某ネットの口コミにも過去の患者による、この料金についての文句めいた書き込みがあり、このクリニック独特のシステムなのか、かなり前から続いていたようです。

それが、この2ヶ月後、急に電話システムが廃止されました…!

ということで、この時の電話が私が220円を取られた最後の電話になりました。

他の患者さんからクレームがついたのかは分かりませんが、これまで私は何度電話相談料を取られてきたか…。

廃止されただけでもバンザイの気分ですが、思い出せば時間とお金を返して欲しくなります(笑)

仕事をしながら不妊治療クリニックに通院していたときは、なんとか職場のフロアを抜け出してこっそりクリニックに「生理がきました」と電話することが、いかに大変だったか…。

この最後の相談電話をした日、私は既に休職中だったため、周囲を気にすることなく普通に電話ができましたけれども、行く日は聞かなくても分かってるんだけどなぁとモヤモヤしていました。

あの電話システムでは、忙しく働いている看護師が電話のたびに手を止められ、病院側も患者側も効率が悪かっただろうなと思います。

話が脱線しましたが、私は予想通り生理3日目に通院することになりました。

採卵スケジュールと通院日

私は2回目の体外受精の際に、クロミッド半錠を使ったゆるい誘発で1つの卵子を取り出し、体外受精すると良好胚に育った実績がありました。

詳しくは下記の記事で紹介しています。

ゆるい誘発で1つの卵を採卵すると最高の結果に

ということで、医師も私も、普通に考えれば、同じ方法でやってみるのが、身体的にも金銭的にも負担が抑えられベストだと思い、途中までは同じやり方を踏襲しました。

 

生理開始3日目の通院では、クロミッドが処方されました。

その日から前回と同様、毎日クロミッドを自分で半分に割って半錠を服用することになりました。

クロミッドは1錠でも半錠でも5日分までしか保険適用にならないため、コストをおさえるために1錠を5日分処方してもらい、自分で半分に割っていました。

病院や薬局で半錠にして処方すると半錠の5日分(計2.5錠分)しか保険適用にならないのです。

クロミッド半錠の服用は12日目まで続きました。

クロミッドの服用は自宅でできるため、次回通院日は8日目になりました。

 

8日目の通院では、エコー検査で卵胞を確認しました。

ちょうどこの日、ERA検査やEMMA検査の結果が返ってきており、ラクトフェリンのサプリメントを服用することになったのがこの日からでした。

検査の結果は下記の記事で詳しくお伝えしています。

ERA検査、EMMA検査、ALICE検査、子宮内膜日付診の結果

ラクトフェリンのサプリメントの服用は、移植まで最低3か月、その後妊娠しても続けるよう言われました。

今回は採卵をするだけなので、ラクトフェリンを飲んでいなくても結果には影響しないと思いますが、飲み続けているとお通じは良くなりました。

 

10日目の通院では、エコー検査を受け、大きめの卵胞が複数できているのが分かりました。

このままクロミッド半錠だけを続けると、前回のように1つの主席卵胞が育ち、他の卵胞は淘汰されて小さくなっていきます。

しかし、この辺りで体外受精になりそうな日が、夫の仕事の兼ね合いでおたまじゃくしの採取不可日にあたる可能性が出てきました!

採卵数が変更!注射を併用することに

12日目の通院時より、体外受精日の調整の観点から、前回の体外受精の誘発では使いませんでしたが、卵の成熟を促す注射(hMG)を打つことになりました。

クロミッド半錠で続けてきた誘発に、この注射を併用することで、この日のエコー検査で確認できた比較的大きめの3つの卵胞を全て成熟させて、採卵数3個を目指すことに方針転換することになったのです。

当初は採卵数1個を予定していたのに、急に3個に変更になってしまい、やることも費用の負担も増えました…。

体外受精にかかった費用は、後日別の記事で振り返りたいと思います。

複数の卵を育てるということで、採卵日までに排卵してしまわないよう、この日から排卵を抑える注射(セトロタイド)も打つことになりました。

注射を使うと、採卵日を都合を良い日に合わせられ、もし複数の胚盤胞ができれば、移植のチャンスが増えるというメリットがあります。

逆にデメリットとしては、複数の卵を育てると卵巣が腫れて、うつ伏せや足を上げるのがしんどくなってきます。テニスボールを入れて歩いてるような感覚です。

また、注射が始まると、毎日通院することになります。休職中で良かったです…。

 

13日目の午前中の通院では、エコー検査と採血を行い、採卵が明後日の午前中に決定しました。

前日と同様、2種類の注射も打ちました。採血を含め注射痕3つ目です。

私の通うクリニックでは、採卵数が1つの場合は、採卵手術時に痛み止めの点滴を入れてもらえません。

しかし、今回は3つを予定しているので、「追加料金で点滴を入れて下さい!」と看護師さんに懇願し、点滴にアセリオという痛み止めを入れてもらえることになりました。

午前中の診察はこれにて終了で、採精カップを受け取って帰りましたが、また夜にも注射をするために通院しました。

夜はバスの本数が少なく、卵巣が腫れると自転車に乗るのがキツイため、家族に車で送ってもらいました。

看護師さんが私の注射のためだけに来て下さり、卵子の成熟を促すためにオビドレルを注射しました。

本日の注射痕4つ目です。

さらに、帰宅後に自宅で、約36時間後の排卵を促すために、点鼻薬のブセレキュアを両鼻に噴霧しました。

夜の注射や点鼻薬の時間は、採卵手術の時間から逆算して厳格に決められていました。

点鼻薬は、前回の体外受精前に使ってからずっと自宅の冷蔵庫に保管していた薬です。

点鼻薬を処方されたとき、「今回うまくいって、またこの薬を使うことにならないのが一番いいんですが、高い薬なので、念のため置いておいて下さい。」と言われていました。

私は過去4回採卵していますが、点鼻薬を使わず採卵に臨んだのが2回、点鼻薬を使ったのがこれで2回目です。

主治医いわく、「点鼻薬持っていない方には点鼻薬なしの方法ですることもあるんですが、既に点鼻薬を持っているので、やっておいてもらいます。」とのこと。

これで点鼻薬を使うのが終わりになればいいのですが、どうなるやらです。

 

14日目は普通に過ごし、夜22時以降は断食して、翌朝の採卵を迎えました。

思い返せば、採卵(体外受精)スケジュールに入ると毎回午前中の通院になるため、休職したことで非常に通いやすくなっていました。

特に、急に注射をすることになった時は、仕事をしていなくて良かったと心底思いました。

いざ採卵手術、3つの採卵に挑戦

採卵手術は午前8:00から行われました。

病院の開院時間の1時間前です。

私は断食のため朝ごはんを食べなくてもいいですし、お化粧やコンタクトレンズも禁止のため、朝の身支度はいつもより簡単なのですが、例によって浣腸で便通を整えておく必要はあります。

夫と共に早起きし、夫が出勤前におたまじゃくしをカップに入れてくれている間、私は浣腸と戦っていました。汚い話ですいません、でもこれがリアルです。

カップはタオルでくるんで、バスの揺れが伝わらないようにカバンに入れて、丁重に持ち運びました。

カップの運び方は下記の記事をご参照下さい。

精子の運び方、カップを持参するときに気を付けたこと

病院に付くなり、受付ですぐにカップと体外受精同意書を手渡しました。

私は手術患者用の個室に案内され、手術着に着替えて、お手洗いを済ませるよう言われました。

お手洗いから戻ると、すぐに看護師が呼びに来て、手術室に連行されました。

今回は私以外の手術患者がいないようで、連行が素早いです。

手術室への入室の際は、シャワーキャップのような使い捨ての帽子をかぶります。

手術台に寝かされると、痛め止めの点滴をお願いしていたので、左腕に針が刺されました。

ところが、うまく刺せなかったようで、「点滴が落ちてないから。」と右手に刺し直されました…。

ゲー!もう手術まで時間ないよー!こんなギリギリの点滴で効くの!?と疑心暗鬼でしたが、既に両手足を縛られており、磔(はりつけ)の刑状態で何も抵抗できません。

両足は、手術台の足置きにベルトでガッチリ固定され、右手は点滴に繋がれ、左手は血圧計でホールドされていました。

もうここからは声だけの世界です。

医師が「おはようございます。」と入室してきて、念入りな消毒が始まりました。

手術室の奥にある培養室も準備オッケーのようです。

医師の「針が入りますよ~。」の掛け声と共に、看護師に体が動かないよう抑えつけられ、グッサー!!ズキ―!!と膣壁を突き破る痛みが走りました(涙)

相変わらず、点滴を入れてもらっていても、痛いです

点滴なければ、もっと痛いのかもしれませんが。

卵胞の内容液を吸い取るのは、たいして痛くなかったです。

これは点滴効果かもしれません。

今回は右の卵巣から1つ、左から2つを採卵し、膣壁を2回ぶっ刺したのですが、その膣壁通過の2回が痛かったです。

でも、2回目は我慢できる痛みだなと思いました。

点滴が効いてきたのか、採卵手術に慣れてきたからなのか。たぶん、点滴ですね。

いったん片方の卵巣に針が入ってしまえば、まだ吸い取っていない卵胞を追いかけるように針を動かすだけなので、痛みはたいしたことないです。

もう4回目ということで場馴れしており、採卵をされながら、メガネ越しにモニターを見て、採取したてホヤホヤの卵子の顕微鏡画像を見る余裕はありました。

個室に戻って、点滴が終わるまで横になっていると、培養士がやって来て、「今回は無事卵子が3つ採れて、変性はしていません。」と教えてもらえました。

その時は安堵できました。

が、あとから分かることですが、これはぬか喜びでした…。

クリニックのサービスで、採卵のあとはクロワッサンとジュースが出ます。

これが美味しくて、唯一の楽しみなのです!

私服に着替えて、外来の診察台で患部に入れていた止血のガーゼを取り出してもらい、抗生物質や黄体ホルモンの薬を処方され、割とすんなり歩いて帰れました。

やはり、採卵数が少なめだと体が楽です。

亜鉛サプリを飲み続けていた夫のおたまじゃくしの成績については、また別の記事で紹介したいと思います。

長くなるので、体外受精の結果については、次の記事でご紹介しています。

3回目の体外受精の結果と助成金申請トラブル

それにしても、毎回術後のクロワッサンが美味しくて、どこのお店のパンかすごく気になります。

朝ごはんを抜いていて、お腹が空いているから美味しく感じるのか、単に私がクロワッサンやデニッシュなどバターが織り込まれたパンが好きなだけなのか(笑)

クロワッサンを作れるようになりたくて、独身の時にABCクッキングでパン作りを習っていました。

クロワッサンはかなり計画的に作らないといけないので自宅ではまだ作ったことがないですが、もっと簡単に作れるパンは気が向いた時に作っています。

不妊治療や色んなストレスの発散に、パンの生地をこねたら、スッキリしたこともあります。

ぜひ、お料理が好きな方は試してみて下さい♪

製菓材料は富澤商店が充実していますよ。

ABCクッキングでも「この材料どこで売ってますか?」と聞いたら、富澤商店で見てみて!とよく言われました。


ABOUT ME
hayachan
33歳で不妊治療クリニックに通い始め、次々と予期せぬ展開へ。34歳で仕事と治療の両立が困難になり泣く泣く休職。治療費は200万円を突破し、35歳で退職。そんなリアルをお伝えします。