不妊治療

3回目の体外受精の結果と助成金申請トラブル

前回の記事で3つの卵子を採卵できたことを紹介しました。その後、体外受精の結果はどうなったのか?胚盤胞まで辿り着けたのか?さらに、体外受精にかかった費用を助成金申請しようとした時にクリニックとトラブルになったことについてお伝えします。

体外受精でうまくいかなかった卵の理由

採卵手術のあと、医師や培養士から「今回は3つ採卵できました。」と報告されていました。

詳しくは前回の記事にも掲載しています。

3回目の体外受精で誘発方法や採卵数が変更になった理由

私は採卵手術中にモニターで採れたてホヤホヤの卵子の顕微鏡画像も見ていましたし、安心しきっていました。

以前、完全自然周期で採卵手術に臨み、変性卵子しか取れなかったときは、体外受精にすら進めなかったので、今回3つとも体外受精に進めるなら優秀じゃない♪と思いました。

夫のおたまじゃくしには問題がなく、体外受精は予定通り行われました。

そして、体外受精の結果は、採卵翌日にクリニックへ電話をして聞くことになっていました。

ドキドキしながら電話し、培養士に繋いでもらうと、

「体外受精をした後に見ると、卵子が1つ変性していて、体外受精できていませんでした。」

と伝えられました。

ガーン…。

体外受精前は変性していなかったのに、体外受精している間に変性するなんて…と予想外の展開にショックでした。

これまで異常受精、ビッグエッグ、未熟卵でダメになったことはあり、そういう理由であれば心の耐性はできいる!と思っていたのですが、こんな原因もあるなんて、という感じでした。

不妊治療は、段階が進めば進むほど、ダメになったときのショックが大きいです。

この段階で言われるより、採卵手術の直後に「これ変性してますから使えませんね。」と言われたほうが、体外受精に期待を持つことがない分、ショックは小さかったかもしれません。

まぁ、採卵手術で痛い目にあってすぐに残念な結果を言われることも、ショックなんですけどね…。

私の場合、期待値×時間で、落胆の大きさが違ってくるのです。

幸い、残りの2つは無事に体外受精をクリアしたということで、培養を継続し、胚盤胞へ成長するのを待つことになりました。

過去の経験から、胚盤胞まで成長する確率は高くないことが分かっているので、受精卵が1つ減ったと分かった瞬間は、胚盤胞への期待値も低めになりました。

一方、明るい夫は「2つ残って良かった!」と喜んでくれました。

胚盤胞まで成長した卵の数とグレード

採卵手術から1週間後、受精卵がうまく分割して胚盤胞になっているか、クリニックに電話をして確認することになっていました。

体外受精の結果を聞いてから6日も経つと、元々の期待値が低めでも、6日間という時間の経過で、それなりに期待値が高まってきていました…。

やはり、私は期待値×時間になってしまうようです。

電話で培養士に繋いでもらうと、

「途中で1つ変性してしまいました。もう1つは培養5日目で胚盤胞になったので凍結していますが、グレードは三段階評価で一番下のCCです。

と伝えられました。

グレードについて復習しておくと、前のアルファベットは赤ちゃんになる部分のグレード、後ろのアルファベットは胎盤になる部分のグレードを指します。

分類上ではアルファベットはA、B、Cとあり、1番見た目が良いのはAですが、Cでも妊娠は可能とのこと。

つまり今回の受精卵は、培養したけれど1つはうまく成長せずダメになり、もう1つは見た目的には一応移植に使えそうな胚盤胞だったので凍結したということです。

うーむ。

また凍結胚盤胞は1個だけか…。

という気持ちになりました。

1個だけでも残って良かったのですが、やはり少し期待していた分、落胆があるんですよね。

それに、Cが付いたのは初めてで、グレードが低いと言われたのが少々気がかりでした。

しかし、明るい夫は、また我が子ができた気持ちになり、喜んでくれました。

孵化は胚盤胞のグレードと必ずしも一致しない

妊娠の成功率としては、Cが付く胚盤胞より、Aが付く胚盤胞のほうが良いのは事実です。

しかし、グレードは単に顕微鏡でフラグメントが少ないかや、細胞がくっきりしているかなどを見て判断しているだけで、遺伝子の異常などがあっても顕微鏡では分かりません。

Aでも遺伝子に異常があればうまくいかない場合があるでしょうし、Cでも卵から赤ちゃんになる部分がきれいに孵化することは多々あります。

私たち夫婦は、不妊治療の説明会の際にある映像を見せてもらいました。

その映像は、受精卵が細胞分裂して胚盤胞になり、孵化する様子をタイムラプス映像(要は早送りの動画)にしたものでした。

受精卵の中の細胞がくっきりせず、モヤモヤとしていたり、フラグメントと呼ばれる細胞質の断片のようなものが見えたり、とにかく見た目がイマイチで、もうこれ以上培養してもダメになるかな?と思える受精卵でした。

それが、あら不思議。

途中から息を吹き返したように活発な細胞分裂が続き、フラグメントはあれどそんなのお構いなしという感じで、赤ちゃんになる部分が卵の中から雪だるまのようにプクッと脱出し、孵化していく様子を捉えていました!

逆に、途中まできれいに順調に細胞分裂をしていても、胚盤胞に到達する前になぜか分裂が止まってしまうような受精卵の映像もありました。

そういう理由で、グレードが悪いと言われても、やってみないとどうなるか分からないなと思います。

胚盤胞レベルではありますが、我が家の第3子になった、CC胚盤胞ちゃんの生命力に賭けたいと思います!

(日本の定義では、受精から14日しないとではないので、まだ細胞なのですが。)

ちなみに、今はグレードがCCですが、胚盤胞を子宮に移植する直前(凍結胚盤胞を融解させたら)、アルファベットの前に数字が付いて4CCとか5CCになります。

数字の意味は、4は孵化する前の胚盤胞、5は孵化を開始を意味します。

その時まで、CC胚盤胞ちゃんには、-196℃の液体窒素の中で最低3ヶ月眠ってもらいます。

早くラクトフェリンのサプリを3ヶ月分(3周期分)飲み終えて、お迎えに行きたいものです。

3回目の体外受精のために必要だった通院費用や、体外受精、胚盤胞の凍結にかかった費用については、また別の記事で詳しくお伝えします。

不妊治療費補助金申請のトラブルから分かったこと

私はこれまで自治体の体外受精に関する助成金(特定不妊治療費助成)は、所得制限をオーバーし、申請したことも、もらったこともありませんでした。

しかし、前年の医療費控除が100万円を超えたため、対象期間の夫婦の所得は前年と変わりませんでしたが、晴れてこの3回目の体外受精から助成金の対象となりました!

対象になれた理由と、ためになる財テクについては、次の記事で詳しく解説しています。

【必読】夫婦の総所得730万円越えでも不妊治療の助成金をもらえる方法

昨年は不妊治療クリニックで初めて体外受精を受けた時に、私は助成金の対象外ですというサインを一筆書かされていました。

そのため、私は3回目の体外受精をする直前に、「今年は助成金の申請対象になったのですが、申請方法を教えてもらえませんか?」とクリニックの受付兼会計のお姉さんに聞きました。

すると、市の助成金の案内用紙をもらい(ほぼ市役所のホームページに掲載されてる内容と同じですが)、補助金申請の説明を受けましたのサインをするよう促されました。

私の市では40歳未満の場合は、6回まで助成金申請が可能で、クリニックの受付の女性に、「回数を選ぶかお金を選ぶかです。」と言われました。

体外受精と胚盤胞移植を別々に申請し、回数を2回に分けると、残りの申請できる回数は減るけれど、それぞれで助成金がもらえるのでまとめて1回目で申請するよりは、もらえるお金が多くなるということのようです。

私は体外受精と胚盤胞移植はセットで1回としなければ助成金申請はできないと思っていたのですが、クリニックの受付の女性に「体外受精と胚盤胞移植の費用を別々に助成金申請できるんですか?」と念押しで確認したら、「そうです。でもそれをすると残り4回しか申請できなくなります。」と言われました。

私は既に体外受精を3回しており、そろそろお金も限界で、あと5回も体外受精を続けるつもりはありません。

そのため、今回の体外受精と移植の費用を別々に助成金申請できれば、思っていたより多くお金が返ってくるではないか!教えてもらえてラッキー!と思い、「私は2回に分けて申請します。」と受付のお姉さんに伝えて帰りました。

ところがどっこい!これが色んなトラブルの始まりでした。

あのお姉さんは勉強不足というか、説明不足というか、その場しのぎというか…。

体外受精の10日後、私は卵巣や子宮の経過確認で診察を受けに行きました。

その際、体外受精費用(凍結の費用を含む)の領収書が発行され、私はその場でクレジットカードで支払いを済ませました。

受付兼会計にいたかたは、先日とは違う女性だったのですが、私が「領収書と一緒に、市の保健所に提出するために、医療機関発行の特定治療支援事業受診等証明書をもらいたいです。」と申し出たところ、「それは採卵当日に採血をしていないと出せません。」と言われたのです。

いやいや、ちょっと待て…。

私は「2回に分けて申請すると先日の受付のお姉さんに確かに伝えましたし、手術の説明を受けた際に採血しないといけないことを看護師から聞かされていなかったし、どうなってるんですか?」と聞きました。

さらに続けて、「私は別々に申請できると思って、住民票など他に必要な申請書類も用意していたし、戻ってくると思っていたお金が7万5千円減ってしまうんです。」ということも伝えました。

ところが、お姉さんは「次回の来院時までに確認します。」というその場しのぎのお返事でした。

このクリニックは医師も看護師もとても良い方々なのですが、某ネットの口コミにもよく書かれていますが、受付の態度にやや問題ありで、嫌な気分になったり、トラブルに発展することがあるのです。

これまでも些細なイライラは何度かありましたが、さすがに私も今回は呆れ返りました。

できるだけ怒りを抑えて、「何で今すぐ確認できないんですか?私は待てますから。それに、また次回来て、先日採血してくれてたらと言われたら嫌なので、ちゃんと確認してもらえませんか?」と食い下がりました。

結局、医師に確認を取ってもらったところ、通常は、採卵から凍結胚移植に至る治療を実施し、母体の状態を整えるために1から3周期の間隔をあけた後に胚移植を行う、という治療方針に基づく一連の治療を行った場合は、体外受精と胚盤胞移植のセットでしか助成金申請ができないということでした。

やはり、私が最初に思っていたことで合っていたのです。

医師としては、自治体から不正に助成金を申請していると目をつけられたくないですし、基本的には計画的に体外受精と胚盤胞移植を行っているので、採卵をしたけれど使える卵がなく体外受精がキャンセルになるとか、何らかの理由で移植ができなくなった場合を除き、体外受精と胚盤胞移植の助成金を別々に申請できないよう、胚盤胞移植後にしか特定治療支援事業受診等証明書を書いていないようです。

受付の人たちは助成金申請についてはしょっちゅう聞かれるであろうに、過去にもクリニックの所在地の市の助成金について聞こうとすると、「市や県によって違うので~」と曖昧に濁されたことがありました。

せめてクリニックの所在地の自治体の申請の大事なことや、今回のように治療段階によって証明書の発行時期がどうなるかについては、間違えた情報を伝えないよう勉強してくれないかな…と思います。

こっちは補助金申請の説明を受けましたのサインまでさせられたのに、いい加減な説明だったなんて、という感じです。

あまりにも目に余ったので、「受付の人同士で正しい情報を共有しておいて下さい、採血の話にしても必要ならちゃんと看護師に伝えて下さい。」と指導して帰ってきました。

あー疲れました。

でも、その後、私はある理由で移植がドクターストップにより予定通り実施できなくなり、結局、体外受精と胚盤胞移植の助成金を別々に申請することができました。

そのことについては下記の記事で詳しくご紹介しています。

不妊治療の助成金申請に必要なことと、申請の裏ワザ!


 

ABOUT ME
hayachan
33歳で不妊治療クリニックに通い始め、次々と予期せぬ展開へ。34歳で仕事と治療の両立が困難になり泣く泣く休職。治療費は200万円を突破し、35歳で退職。そんなリアルをお伝えします。