不妊治療

不妊治療の助成金申請に必要なことと、申請の裏ワザ!

私は3回目の体外受精の費用は、自治体の特定治療支援事業(特定不妊治療費助成)を受けることができました。また、とある理由で凍結胚盤胞移植の際も体外受精とは別で補助金を受けられることになりました。申請に必要だったことや、お得に申請できた方法、どれくらいの期間で補助金が振り込まれたかを解説します。

助成金申請の前にすべきこと

皆さんはもうマイナンバーカードは持っていますか?

私は免許証があるから別に要らないと思っていました。

ところが、不妊治療の助成金の手続きに住民票が必要で、マイナンバーカードがあると住民票が100円安く発行できるため、事前に作りました。

(マイナンバー制度にはまだ不安を抱いており、踊らされている気もしますが…。)

 

ということで、自治体へ不妊治療費の助成金を申請するには、毎回住民票が必要なんですよね。

そして、初回の申請には戸籍抄本も必要でした。

戸籍抄本はマイナンバーカードがあるからといって、発行手数料が安くなるわけではありませんが、マイナンバーカードがあるとコンビニで発行できます。

住民票も、戸籍抄本も、自治体の窓口では平日の17時までと受取時間が限られていますよね。

ところが、マイナンバーカードがあると、コンビニで24時間受け取ることができるので、けっこう便利なのです。

 

マイナンバーカードの申請は、スマホから無料でできました!

マイナンバーカード 総合サイト

最初はパソコンから申請しようと思ったのですが、顔写真を添付しなければならず、スマホなら撮影したまますぐ送れるため、結局スマホから申請しました。

マイナンバーカードは申請から3週間ほどしてから、自治体から「できていますので取りに来てください。」と通知ハガキが届き、自分で役所の窓口に取りに行きました。

しかし、うちの夫も同時に申請したのですが、なぜか夫にはハガキが届かず、昔の住所に送られてるのでは?など色々不安になりました。

結局、役所のミスで、できあがっているのにハガキを出せていなかったということで、別の場所にハガキが届いているわけではなさそうでした。

役所の皆さん、しっかりしてくれ…。

こんなことがあるから、余計マイナンバーカードに不安を抱いてしまいます。

100円くらいケチらなくてもいい、マイナンバーカード作りたくないもん!という方は、それでも構わないと思います。

婦人科以外のドクターストップが出ると助成される金額が変わる

私たち夫婦は、不妊治療をやり始めた初年度は所得制限に引っ掛かり、全く不妊治療の助成金を申請してこなかったのですが、不妊治療2年目に突入し、3回目の体外受精を迎えた時に初めて助成金を申請できるようになりました。

私の住んでいる自治体では、通算助成回数は、初回治療開始時点の妻の年齢が40歳未満の場合は通算6回までと決まっています。

私はあと5回も体外受精をする気がないので、不妊治療クリニックの受付で、「体外受精と凍結胚盤胞移植の料金を分けて助成金申請できないんですか?」と聞いてみたことがあります。

しかし、通常は、体外受精(顕微鏡受精)をして胚盤胞ができると、体外受精と移植にかかった費用を合計した金額で助成金を申請することになります。

(卵が採れなかった場合は、その時点で治療終了となり助成金申請可能ですが。)

私の自治体の初回の助成金は30万円で、3回目の体外受精には38万円かかったため、凍結胚盤胞移植はまだしていないけれど、もう助成金申請させてくれてもいいじゃないと思いました。

が、そうはいきませんでした。

この時点で、私は治療ステージBでした。

自治体のホームページによると、治療ステージBとは

採卵から凍結胚移植に至る一連の治療を実施(採卵・受精後、胚を凍結し、母体の状態を整えるために1~3周期の間隔をあけた後に胚移植を行うとの治療方針に基づく一連の治療を行った場合)

と定義されています。

私は子宮内の環境を良くするために、ラクトフェリンを3か月(3周期)飲んで移植に臨むという予定されていた治療を受けている身であるため、体外受精費用と凍結胚盤胞の移植費用を合算してからしか、助成金申請ができないのです。

そいうことか~、と納得して、私は移植に向けてせっせとラクトフェリンを毎日飲んでいました。

ところが、いざ移植周期に入る時期になると、気管支炎が悪化して、呼吸器内科の医師から移植のドクターストップが出てしまいました…!

「妊娠してしまうと、レントゲンが撮れなくなるし、使える薬が減ってしまうし、咳がひどいので腹圧がかかって着床がうまくいかない可能性があるので、完治してから移植して下さい、今月は諦めて下さい、凍結を延長しましょう。」

との診断でした。トホホ…。

そのあと胚盤胞の凍結延長手続きや、凍結胚盤胞の移植手術延長について、不妊治療クリニックの主治医に相談に行くと、「これから寒い季節になるので、さらに悪化するかもしれない。」と言われてしまいました…。

不妊治療クリニックから自治体の保健所に確認してもらったところ、「婦人科の診断だけでは治療終了にできないが、婦人科以外から移植のドクターストップが出た場合は、治療ステージDの体調不良等により移植のめどが立たず治療終了にでき、体外受精と移植の費用を別々に助成金申請しても良い。」との答えだったそうです。

ということで、期せずして体外受精費用のみで助成金申請ができることになりました。

助成金申請に必要な書類を主治医に書いてもらいたかったので、「呼吸器内科の診断書は要りますか?」とお伺いしたところ、不要ということで、すぐに書類を書いてくれました。

飲んでいる薬をカルテへ記録するために、呼吸器内科で処方された薬について、お薬手帳のコピーはしてましたけどね。

また健康状態が元気に戻り、移植ができるようになれば、私は治療ステージCとなり、「以前に利用した胚を解凍して胚移植を実施」に該当して助成金を申請できるのです。

私の自治体の場合、

治療ステージBは初回の申請の場合30万円、2回目以降は15万円です。

治療ステージDは初回の申請の場合30万円、2回目以降は15万円です。

治療ステージCは7.5万円です。

つまり、私は当初、体外受精と移植を合わせて30万円の助成を受け取る予定が、ドクターストップで治療が中断したことにより、30万円+7.5万円の助成を受け取れることになりました!

本当にありがたいことです。

不妊治療が長引き、心身ともに疲弊し、財布も悲鳴を上げていましたが、治療が長引いてこんなことがあろうとは…急がば回れということなのだと思い、移植の日を辛抱強く待つパワーになりました。

不妊治療の助成金申請に必要だったこと

自治体に不妊治療の助成金を申請するとき、初回は7枚の書類が必要でした。

また、窓口に提出する際に、こちらから「コピーを取って下さい。」と言わないと、そのまま原本を取られて返却されず、後から困る書類もありますので、1つずつ解説します。

(1)〇〇市 不妊に悩む方への特定治療支援事業 申請書

これは、自分で記入する助成金申請に必要な書類です。

お住まいの自治体のホームページから印刷できます。

「〇〇市 不妊治療」というキーワードで検索すればすぐ見つかります。

この書類は申請窓口で原本のまま渡して大丈夫です。

(2)〇〇市 不妊に悩む方への特定治療支援事業 受診等証明書

これは、医療機関発行の書類です。

採卵手術、体外受精、顕微鏡受精をした病院で書いて下さいと言えば書いてもらえます。

ただ、病院で発行手数料を取られると思います。

値段設定は病院によりけりですが、数千円かかります。

私の場合は、自分の住んでいる市内のクリニックで不妊治療を受けているため、紙はクリニック側が常備していました。

しかし、もしもお住まいの自治体ではなく、離れたエリアで不妊治療を受けている方は、念のためお住まいの自治体のホームページから用紙を印刷して、病院に持参すると良いでしょう。

この書類も申請窓口で原本を渡します。

(3)住民票

補助金申請の添付書類として、発行日より3か月以内の住民票が必要です。

住んでいる自治体から、助成金を頂くわけで、住所を有している証明をこれでするようです。

先に書いた通り、マイナンバーカードがあれば、コンビニで100円安く発行できます。

私はコンビニのコピー機のボタンを操作して出しました。

もし分からなくても、コンビニの店員さんが教えてくれます。

住民票も申請窓口で毎回、原本のまま渡す書類になります。

余談ですが、私の自治体のホームページには、マイナンバーの記載がない住民票を添付するよう注意書きがありました。

添付している紙を役所内で処理するのに色んな方が見るからだろうとは思いますが。

なんだか、助成金もらうのにこんな発行手数料が取られたりすることにモヤモヤします。

そもそも、役所に提出するんだから、住民票の添付をなくして、申請窓口で夫婦のマイナンバーと顔写真付きの免許証などを提示して、本人確認してくれたらいいのになと思います。

(4)戸籍抄本

初回の申請時には、戸籍抄本の添付が必要でした。

ただし、2回目以降の申請には戸籍抄本の添付は不要です。

こちらも住民票と同じく発行日より3か月以内のものとされています。

コンビニのコピー機で発行できるのですが、戸籍抄本と書いているボタンがなくて少し焦りました。

戸籍抄本は、正確には、戸籍証明書個人事項証明書です。

戸籍謄本という書類もありますが、そちらは戸籍証明書全部事項証明書です。

個人事項証明書は、妻の名でも、夫の名でも発行できますが、申請書の添付に必要なのは、申請者本人の名前(採卵や体外受精や移植の手術を受けた妻の名)ですので、発行ボタンに夫婦の名前が出てきたら、奥さんの名前を選びましょう。

全部事項証明書は、家族全員の個人事項証明が1つにまとまった証明書のことです。申請には必要ありません。

初回の申請でなぜ必要なのか?自治体のホームページに書いてありました。

「治療開始時から法律上の婚姻をしている夫婦であることを確認するため。」ということです。

妻の戸籍抄本には、いつ誰と結婚したかが載っていますので、戸籍謄本をわざわざ出さなくても良いのです。

戸籍抄本も申請窓口で原本のまま渡す書類になります。

(5)夫の 市民税・県民税証明書

夫の所得が分かる書類の添付が必要です。

一番分かりやすいのは、市民税・県民税証明書です。

職場で6月くらいにもらえる、住民税の通知書(長細い書類)のことです。

助成金を申請するタイミングによって、必要な所得証明が違ってきます。

6月1日~12月31日までの申請の場合は前年分の所得証明が必要です。

1月1日~5月31日までの申請の場合は前々年分の所得証明が必要です。

夫から市民税・県民税証明書を借りたら、原本を申請窓口に持って行くのですが、ここで必ず「コピーを取って下さい。」と言いましょう!

もし原本をそのまま取られたら、次回以降の申請で所得を証明できる原本がなくなっていまします!

(6)妻の 市民税・県民税証明書

不妊治療の助成金申請は夫婦の所得がベースになっていますので、もちろん妻の所得が分かる書類の添付が必要です。

夫の書類と説明は全く同じになるので割愛しますが、こちらも必ず窓口で「コピーを取って下さい。」と言うようにしましょう!

(7)医療機関発行の領収書

病院で、採卵手術や体外受精、顕微鏡受精などを実施すると、領収書が発行されます。

医療機関発行の(2)の証明書に記載された領収金額を証明できるものとして、それらの領収書の添付が必要になります。

これも原本を申請窓口に持って行くのですが、必ず「コピーを取って下さい。」と言いましょう!

保険が適用されない不妊治療も医療費控除の対象になりますので、確定申告で医療費控除を受ける時にも、領収書の原本が必要となるからです。

なお、医療費控除がなぜ大事なのかは、前回の記事で解説しています。

【必読】夫婦の総所得730万円越えでも不妊治療の助成金をもらえる方法

申請からどれくらいで振り込まれるのか?

申請に必要な書類の準備が整えば、役所の窓口に行ってみて下さい。

私が行った窓口は、母子手帳を発行したり妊婦向けの相談を受け付けるところが、片手間で不妊治療の助成金申請の受付業務をされていました。

周りは若い妊婦さんだらけで、嬉しそうな声で母子手帳の交付をお願いしていたり、妊婦同士でキャッキャと井戸端会議をしていたり、ちょっと待ち時間が辛かったです。

さらに、窓口のおじさんは、ちらっと私たち夫婦の市民税の書類を確認しただけで、「夫婦の年収730万円以下なんですけど。」と上から目線な感じで言ってきました。

私が「いや、医療費控除が100万円超えているので大丈夫です。」と説明したら、「あ、ホントですね、住民税の書類に書いてましたね。ご自身で計算されてるんですね。」とちょっとバカにされた感じで、ムスッとなりました。

ということで、窓口にはあまり良い印象がないのですが、もし妊娠したらまたそこへ行かねばなりません。

あなたに助成金の支払いを決定したという市からの通知の手紙は、申請から51日目に届きました。

この通知書が届いてから約一ヶ月で振り込みしますと書かれていました。

助成金は、私が自治体に申請してから3か月で、申請書に記入していた銀行の個人口座に振り込まれました。

どれくらいで処理されるかは自治体によると思いますが、一つの目安にして下さい。

ABOUT ME
hayachan
33歳で不妊治療クリニックに通い始め、次々と予期せぬ展開へ。34歳で仕事と治療の両立が困難になり泣く泣く休職。治療費は200万円を突破し、35歳で退職。そんなリアルをお伝えします。