これから妊娠を計画している方、既に妊娠されている方は、秋になったらインフルエンザの予防接種を検討してみて下さい。不妊治療中かつ休職中だった私がインフルエンザの予防接種を受けた時期や、予防接種の費用が安くなった方法を紹介します。
不妊治療中や妊娠中に受けるべきインフルエンザの予防接種
風疹や麻疹の予防接種は、注射してから3か月は避妊が必要です。
詳しくは下記の記事で解説しています。
▼風疹は助成金で予防接種ゼロ円!風疹にかかった母と抗体がない娘
そのイメージがあり、妊娠を計画していたらインフルエンザの予防接種ができないと思っている女性は多いのではないでしょうか?
そんなことはありません!
むしろ、妊娠を計画している人や、妊娠中の人ほど積極的にインフルエンザの予防接種をして罹患を予防することが大切です。
インフルエンザワクチンは病原性をなくした不活化ワクチンであり、風疹や麻疹とは異なります。
インフルエンザの予防接種を受ける時期
基本的にはインフルエンザの予防接種はいつでも打って良いとされていますが、私は内科の医師から「不妊治療クリニックで打つ時期を相談して、決まったら電話で予約して下さい。」と言われました。
不妊治療クリニックでは「いつでも良いですが、凍結胚盤胞移植を控えているので今のうちに打ってきて下さい。」と言われ、生理中にインフルエンザの予防接種を受けました。
私は不妊治療1年目は、インフルエンザの予防接種の時期を逃してしまいまいました。
というのも、不妊治療中にインフルエンザの予防接種をして良いことを知らなかったことと、日本では10月の中旬ごろから内科でインフルエンザの予防接種が始まりますが、12月にはワクチンがなくなってしまうため、できると気付いた頃には打てませんでした。
そのシーズン、インフルエンザの予防接種を受けなかったら、もうかからないように気を付けるしかありません。
病院によっては、インフルエンザの予防接種は妊娠初期は避けるようにという方針のところもあるようですが、胎嚢確認後ならOKになると思います。
10月中旬から12月の間に、妊娠初期と重なりそうな方は、ワクチンを取り置きしてもらえるよう内科へ相談しておくと良いです。
インフルエンザの予防接種が安くなる方法
インフルエンザの予防接種は、病院によって値段がまちまちです。
私はたった1,000円の自己負担でインフルエンザの予防接種を受けることができました!
いつも通っていた内科は定価6,000円で、実際に受けた内科は定価3,000円でした。
定価3,000~4,000円くらいの病院が多いようです。
65歳以上であれば市町村の指定医療機関で受けると自己負担1,500円でインフルエンザの予防接種を受けることができたりします。
いかに私が安く受けたか分かっていただけたでしょうか?
私はこの時休職中だったのですが、毎年会社でインフルエンザの補助金の案内があったことを思い出し、ダメ元で休職中の窓口をしてくれていた人事の方に「休職中でも制度を利用できますか?」と確認しました。
私は休職中でも健康保険組合に保険料を納付していたので、「健康保険組合のインフルエンザ補助制度はぜひ利用して下さい。」と手続き方法を教えてもらえました!
私の健康保険組合では、インフルエンザの予防接種に2,000円の補助金が出ます。
補助金を受けるには2つの方法があります。
まず1つ目は、通いなれている病院で受けて、いったん全額自分で支払い、後日会社を通じて精算すると2,000円が戻ってくる方法です。
しかし、会社は手続きが手間なので、この方法は推奨しておらず、できるだけ組合指定の病院で受けて来てくださいと呼びかけています。
ということで、私も組合指定の医療機関で受けることにしました。
組合の指定医療機関はたくさんあり、リストを見ると定価がバラバラでした。
私は家から近くて定価が3,000円とリストの中で最安値だった内科に決めて予約を取りました。
組合の受診券を持って行くと、その病院が組合に直接精算手続きをするので、支払いは差額の1,000円で済みました。
安く受けられましたし、精算の手間も省け、何よりたくさん同じような患者さんが来られるので、病院のスタッフが慣れていて対応が素早く、気持ち良かったです。
指定医療機関を利用して本当に良かったです!
精算時には、インフルエンザワクチン接種証明書が手渡されました。
不妊治療クリニックへ行ったときにそれを見せると、コピーをとってカルテに保存していました。
インフルエンザの予防接種をしても、違った型のウイルスが流行したら罹患する場合もありますので、秋から冬にかけては、うがい・手洗い・マスク着用などで感染症を予防するよう心がけています。