不妊治療

着床・妊娠せず、着床前診断ができる病院へ転院を勧められ準備したこと

3度目の凍結胚盤胞移植の結果、主治医から転院を勧められました。こっそり卒業して羽ばたこうと思っていたのに、紹介状を書いてもらえることになりました。妊娠判定当日の心境や、転院に際して準備したことを紹介します。

妊娠判定の結果、着床すらしていない

自身3度目となる凍結胚盤胞移植から9日後、妊娠判定のためクリニックで採血をしました。

前の記事でもお伝えしたとおり、オーストラリア製の早期妊娠検査薬で既に陰性と出ていたため、期待ゼロで臨みました。

普通なら妊娠を期待してバスで通院すべき日ですが、自転車で行ったくらいです。

やけくそになったわけではなく、冷静に考えても妊娠している気がしませんでした。

 

この日はクリニックが混雑していて、結果を伝えられるまでなんと待ち時間3時間!長すぎです。

幸運なことに、たまたまクリニックで同級生とばったり遭遇し、久々の再会を喜びながらお互いの身の上話をしていると気が紛れました。

待合室はシーンとしているので、同級生との会話はヒソヒソとでしたが、知り合いでなければ同じクリニックに通う患者さんがどんな治療をしているのか知ることはないため、周囲の患者さんは聞き耳を立てていたかもしれません(笑)

私のこれまでの経験が誰かの役に立ったり、その人が不妊治療に少しでも前向きになれたり、自分はこの人よりマシかもと思ってもらえるなら、私はいくらでも喋りますし書きます。

 

血液検査は、妊娠判定の指標となるHCGβの値と、妊娠継続に必要となってくる黄体ホルモン(プロゲステロン)の値を検査しました。

結果、HCGβは検出限界以下…。

つまり、着床したら絨毛から分泌されるこのホルモンが全く出てないということで、主治医から「妊娠はおろか着床すらしていない。」と告げられました。

妊娠検査薬を使って陽性にならなかったのも納得です(笑)

黄体ホルモンのほうは、膣錠で補っていた分が数値に現れていましたが、妊娠していたらもっと上がっていても良いはずとかなんとか。

妊娠反応が出れば、膣錠は継続使用になりますが、今回は残念でしたということで膣錠生活も正式に終了となり、2日後生理が起きるのを待つことになりました。

主治医から転院の勧め

このクリニックには丸2年お世話になってきました。

ただ、少しずつクリニックのスタッフや治療方針に不信感を抱いてしまっており、私たち夫婦は今回ダメならこっそり転院しようと思っていたのです。

それゆえ、着床していなかったと告げられても、やっぱりなと思ったのが正直な心境です。

ところが、主治医のほうから「ここまで頑張ってもらったけど、もうこれ以上ここで検査できることがないです。着床前診断の実績が多い病院へ転院してみますか?転院される場合は紹介状を書きます。」と提案がありました。

 

たしかに、私はこのクリニックでできることはほとんどしてもらったと思います。

このクリニックで体外受精をすることになってから、採卵手術4回、胚盤胞の移植3回、しかも今回は一応ERA検査の結果を踏まえた上での移植をしました。

不妊治療で消えた費用は200万円を超えましたが、投資も通院も頑張ってきたと自負しています。

ここまで高い授業料を払った気分で、身体的&精神的苦痛も多々ありました。

しかし、不妊治療には何度か失敗しないと検査してもらえないことがあるということを今では理解しています。

 

不妊治療を始める前は、夫婦で3回体外受精をしてダメなら諦めようと約束していましたが、今回のことで、着床しない原因がまだ何かありそうだということも見えてきました。

こんなことでもないと、自分たちの遺伝子検査をしてもらうこともないと思いますし、もし、遺伝子結果で何か引っかかれば、胚盤胞の遺伝子検査(着床前診断)をする対象になるかもしれません。

 

夫はとても不妊治療に前向きで、私以上に子どもが欲しいと望んでおり、「まだ貯金を崩してもいいから、転院してできる治療があれば続けて欲しい。」と希望していました。

私もセカンドオピニオンとして他院で相談してみたいと思っていましたし、まだ予期せぬ病気や不具合があるならば、自分の健康のために見つけられたらと思いました。

自分たちで勝手に転院するよりは、紹介状をもらうほうが治療歴が残って良さそうだなと思い、私は二つ返事で主治医に「転院したいです。紹介状を書いて下さい。」とお願いしました。

転院先の候補と自費診療の値段比較

まず、転院先の候補として言われたのは市内で一番着床前診断の実績数が多い病院です。

着床前診断は希望しても簡単にできるものではなく、遺伝子検査を受けたり、対象になるための条件を満たさないといけません。

また、検査の設備が整っていることに加え、遺伝カウンセラーとのカウンセリングができたり、日本産科婦人科学会に対し着床前診断の許可を申請しなければならず、現状の日本では、不妊治療に専門的に取り組んでいる限られた病院で実施されています。

病院で独自に倫理委員会を設けている場合は、そこでなかなか申請が通らないということもあるようで、着床前診断を受けるために他府県の病院に転院する方もいるくらいです。

実際に私が着床前診断を受けるかどうかは現時点では分かりませんが、日本産科婦人科学会に申請しても許可がおりるまで半年かかると言われているので、転院の決断は早ければ早い方が良いだろうと思っていました。

その病院には系列の病院も2つあり、主治医から「通いたい病院へご夫婦それぞれの紹介状を書きます。」と言われました。

夫とも相談したかったので、いったん家で相談して、翌日電話で紹介状の宛先を伝えることにしました。

 

私たちは、一番に勧められた病院と、電車1本で行ける系列のH病院をネットで比較検討しました。

看護師からは「どちらにしてもここより費用が高くなるよ。」と言われていましたが、ホームページを見るだけで分かりました。たしかに自費診療の項目がこれまでより高いです。

スタッフの数も多いし、ホテル並みにきれいで広く、設備やサービスが整っている分、高いだけの値打ちはあるのかもしれませんが、この先何百万円かかるんだろう?と不安もよぎります。

 

H病院は、系列の中では一番新しいのですが、市内の家賃が超高そうなビルに入っており、ホームページの自費診療の項目を見ると系列の他の病院より費用が1,000円~1,500円高かったのです!

ちりも積もれば山となるので、そこは節約できるなら節約したいところです。

一番に勧められた病院は、H病院よりも前からあるので、たしかに実績は多そうで、口コミの数も多かったです。

交通費はどちらの病院へ通っても同じなので、実績と費用を鑑みて一番に勧められた病院へ転院することに決めました。

卒院前に準備したこと

これまでお世話になったクリニックへ、転院したい病院の名前を電話で伝え、翌日紹介状を受け取りに行くことになりました。

また、私は先日受けた3回目の凍結胚盤胞移植の費用のうち、75,000円は市へ助成金申請をすれば返ってくるので、同時に助成金申請の書類(医師が記入する書類)も受け取れるよう準備してもらいました。

翌日、紹介状などを受け取りにクリニックへ行った際に、私はサプリメントを半年分購入して帰りました。

これまでラクトフェリンのサプリを購入していましたが、次の病院で扱っているか分かりませんでしたし、同じサプリメントをネットで購入するよりも、クリニックで購入するほうが安かったためまとめ買いしておきました。

さすがに2年通っていただけあり、紹介状の封筒がすごく分厚かったです!

先生、ありがとう…m(_ _)m

転院のために準備したこと

転院先はネットで初診申し込みをする病院で、夫がスマホから初診申し込みをしてくれました。

普通は奥さんがするんでしょうが、うちは夫が協力的で妻より治療に前向きなのです(笑)

そちらの病院からは、折り返し丁寧な電話があり、「生理が終わってから初診を受けて下さい。」とのことで、夫婦の都合がつく日で予約を入れました。

初診までに、ホームページから同意書、問診票、治療歴などを記入する用紙をダウンロードし、全てに目を通して記入する必要がありました。

これがけっこうボリューミーでした。夫に記入してもらう用紙もありました。

 

クリニックから預かっている紹介状は、開封せずに転院先へ渡すことになっており、中にどんなデータがあるか分かりません。

もしかすると、これまでの検査結果が役に立つかもしれないので、念のため自分で保管していたこれまでの主要な検査結果を持参できるようまとめました。

感染症予防や治療方針を検討する観点から、改めて受けることになる検査項目もあるのですが、できることなら少しでも検査を省略してお金も時間も最小限で前に進みたいという一心でした。

結果、かなりの検査が省略され、まだ受けたことのない検査項目で、私たち夫婦に必要な検査を考えてもらう好材料になりました!

 

ただ、検査結果の書類が多すぎたため、こんなこともありました。

・血液型の検査結果があることに気づかれておらず、再検査する必要がないのに採血の項目に入っていた。

・看護師が書類の束からインスリンの検査結果を見つけられず、危うく糖負荷検査を再検査されるところだった。

それぞれ、自ら検査結果があることを指摘し、費用を抑えることができました。

 

私は転院前にこれまで夫婦で受けてきた検査結果書類の整理をしたことで、どんな検査項目があったのか再確認することができました。

検査内容が記憶に残っていると、転院先の初診で医師や看護師に「その検査はしたことがあります。」とすぐ言えました。

また、看護師が検査項目を探せなかった時、自分がペラペラと検査結果の紙をめくって「これです!」と示すこともできました。

特に、1年以内に検査結果がある項目は省略してもらえるものが多かったです。

2年前の検査結果でも治療歴として参考にしたり、コピーを取られたりしていたので、持参して良かったです。

 

このブログを始めた時は、まさか自分が本当に転院する羽目になるとは思いもしませんでした。

しかし、このブログに細かく治療歴を書き留めていたことで記憶を正確に辿ることもでき、転院に際して役立ちました(笑)

転院して新たな場所でこれまでと違う治療に踏み出すことは、ブログを続けるネタにもなりそうですので、転院しても頑張りたいと思います。

ABOUT ME
hayachan
33歳で不妊治療クリニックに通い始め、次々と予期せぬ展開へ。34歳で仕事と治療の両立が困難になり泣く泣く休職。治療費は200万円を突破し、35歳で退職。そんなリアルをお伝えします。