不妊治療

3回目の体外受精&移植にかかった費用とそれらの助成金を振り返り

3回目の体外受精と凍結胚盤胞移植にかかった費用、またそれらを受けるために必要だった診察費用、さらに市の助成金で戻ってきた費用を振り返ります。なお、体外受精や凍結保存までにかかった費用は増税前で消費税は8%ですが、凍結胚盤胞移植の際は消費税が10%となりました。前回の体外受精までは自己負担の単価は税抜表示でしたが、クリニックの領収書が税込表示に変わったため、それに合わせて記載します。

体外受精周期にも関わらず、途中まで保険適用された理由

一般的に体外受精を受けることになると、治療費が全て保険適用外になりますが、私は前回の体外受精を受けた時と同様に、今回も途中の診察までは保険適用となりました。

2回目の体外受精にかかった費用を振り返り

なぜなら、今回も当初は採卵数を1つにする予定で、途中まで1つの主席卵胞を作ることが目的だったからです。

そのため、途中まではクロミッドを使用したタイミング法と同じということで、保険適用になっていると考えられます。

また、いつもは月2回目以降の超音波検査は保険適用外になっていましたが、例外的に、クロミッドやhMG製剤の排卵刺激を行っている周期に関しては3回までの超音波検査が保険適応となります。

これらは患者の金銭的負担に配慮してくれる個人クリニックだからこそしてくれていたことだと思います。

おそらく、今通っている転院先のクリニックでは厳格に”体外受精スケジュールに入ると自己負担”を実行されているので、そうはいかないと思います。

 

今回の私の場合、生理が始まってから3日目に受診し、体外受精スケジュールに入ることになりました。

体外受精スケジュールに入った日から、体外受精(採卵手術)を受ける当日を含め6日の通院が必要でした。(注射で朝と夕に通院の日が1日あったため通院は7回)

そのうち、最初の3日は保険が適用されました。

その後は、方針変更があり診察費用は完全自己負担となりました。

生理開始から採卵日が決まるまでの通院

採卵日が決まるまでの通院は、生理初日から数えて、3、8、10、12、13日目の計5日でした。

ただし、13日目は朝と夕に注射を受けたため1日2回通院し、通院回数は計6回になります。

では、6回分のかかった費用を一気に振り返ります↓

3日目

超音波検査はこの月初めてで保険適用でした。

区分 保険点数
再診料 73
特定疾患療養管理料 225
薬剤情報提供料 10
クロミッド錠50mg1錠×3 10×3=30
調剤料 9
処方料 42
特定疾患処方管理加算 18
膣洗浄 47
超音波検査 530

保険適用分 自己負担額 計 2,950円

 

8日目

超音波検査は月2回目でしたが、例外ルールで保険適用でした。

区分 保険点数
再診料 73
特定疾患療養管理料 225
頚管粘液一般検査 75
子宮頚管粘液採取 40
検査判断料 34
超音波検査 477
クロミッド錠50mg1錠×2 10×2=20
調剤料 9
処方料 42
特定疾患処方管理加算 18
膣洗浄 47

保険適用分 自己負担額 計 3,150円

 

10日目

超音波検査は月3回目でしたが、例外ルールで保険適用でした。

区分 保険点数
再診料 73
頚管粘液一般検査 75
子宮頚管粘液採取 40
超音波検査 477
クロミッド錠50mg1錠×2 10×2=20
調剤料 9
処方料 42
膣洗浄 47

保険適用分 自己負担額 計 2,320円

 

12日目

この日から注射をして体外受精に臨むことになったので全て保険適用外でした。

区分 単価
再診料 799円
超音波検査 1,620円
セトロタイド0.25mg(0.3mg) 8,100円
HMGフェリング150単位×2 2,376円×2=4,752円
尿中黄体形成ホルモン定性 864円

保険適用外 自己負担額 計 16,135円(税込)

 

13日目

この日は病院の定休日に朝と夕の2回通院し、どちらも時間外加算が付きました。

2日後に採卵することが決定しました。

区分 単価
再診料 799円
超音波検査 1,620円
セトロタイド0.25mg(0.3mg) 8,100円
HMGフェリング150単位×2 2,376円×2=4,752円
血液検査 E2,P,LH 6,480円
採精カップ 162円
時間外加算 3,240円

保険適用外 自己負担額 計 25,153円(税込)

 

区分 単価
再診料 799円
オビドレル皮下注シリンジン250ug 4,320円
時間外加算 3,240円

保険適用外 自己負担額 計 8,359円(税込)

 

ということで、このコーナーで紹介した5日(6回)分の費用を小計すると58,067円になりました。

体外受精にかかった費用(当日支払い分)

体外受精(採卵手術)の当日の費用は、当日支払いの分後日支払いの分がありました。

当日支払いになったものは、自分がオプションでお願いした痛み止めの点滴、手術後に処方された抗生物質、止血剤、胃薬、黄体ホルモンの薬の費用です。

そのため、自治体からの助成金をもらえたとしても、この当日支払った費用は助成金の対象外となります。

体外受精当日に払った費用はこちら↓

区分 単価
アセリオ静注液 2,160円
セフカペンピボキシル塩酸塩×9 43円×9=387円
カルバゾクロムスルホン酸×9 10円×9=90円
テプレノンカプセル×9 10円×9=90円
ノアルテン×10 54円×10=540円
処方料 648円

保険適用外 自己負担額 計 3,915円(税込)

その他の費用は凍結保存が決まってからまとめて支払うシステムでした。

体外受精にかかった費用(後日支払い分)

体外受精の請求書は、採卵手術から凍結保存料までまとめて発行され、凍結保存が決まってから支払いました。

そのため、体外受精後どこまで卵が成長するかにより値段が異なってきます。卵の数が多かったり、成長の段階が進むほど費用がかかることになります。

自治体から体外受精の助成金を受けられる場合は、この時の領収書分が対象となります。

かかった費用はこちら↓

区分 単価(税抜)
採卵準備 12,000円
採卵(3個の場合) 160,000円
精子調整 10,000円
体外受精 45,000円
初期培養 12,000円
長期培養 45,000円
胚凍結1日分 50,000円
胚凍結時に使用した容器1本 5,000円
凍結保存3ヶ月分 10,000円
医療廃棄物処理、消耗品 12,000円

保険適用外 自己負担額 計 389,880円(税込)

 

この時の請求書は普段の領収書と違い、クリニックの旧書式のままで税別表記でしたので、単価は税抜で記載しました。(税込の消費税は8%です。)

しかし、以前の体外受精費用から微妙に値上がりしていました!

資材の高騰などでやむを得ず値上げしたとクリニックに張り紙がありました。

採卵数は3個でしたが、凍結できたのは1個だったため、凍結費用は1個分です。

 

私たち夫婦は、今回から市の助成金をもらうことができたため、このうち30万円は補助されました!

この財テクは、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご一読下さい。

【必読】夫婦の総所得730万円越えでも不妊治療の助成金をもらえる方法

不妊治療の助成金申請に必要なことと、申請の裏ワザ!

移植周期に入るまでの経過観察の通院

すぐにでも凍結した胚盤胞を移植したかったのですが、移植がOKになるまで5カ月ほどかかり、追加の凍結保存費用が発生しました。

理由は、EMMA検査で引っ掛かっていたので、元々3周期以上ラクトフェリンを飲まなければ移植に進めなかったことに加え、気管支喘息を発症し、呼吸器内科の医師から移植のドクターストップがあったためです。

ドクターストップにより、体外受精費用のみで助成金申請できることになったため、助成金申請に必要な医師の記入書類を発行してもらうと、発行手数料が発生しました。

移植までの5カ月の間に経過観察で何度か通院し、超音波検査をしたり、1年以上やっていないからと子宮頸がんの検査をすることになったりしました。

結局、ラクトフェリンのサプリメント代は5か月分かかりました。

ということで、体外受精に直接関係ない費用が発生していますので、これらは最後の集計には含みませんが、ご参考まで記載しておきます。

・追加凍結費用(半年延長) 22,860円

・ラクトフェリンサプリ代 6,480円×5か月分=32,400円

・助成金事業受診等証明書代 1,080円

・保険適用の診察5回(うち1回は子宮頸がん検査料含む) 計11,290円

このコーナーの費用を小計すると67,630円になりました。

移植周期の通院にかかった費用

ホルモン補充周期で凍結胚盤胞を移植するということで、過去の自然周期の移植と異なり、自己負担のホルモン剤で費用が高くなりました。

移植日が決まるまで通院をしたのは、生理後4、12、16日の3日間です。

では、3回分のかかった費用を一気に振り返ります↓

4日目

漢方薬保険適用ですが、エストラーナテープ保険適用外でした。

エストラーナテープは2枚を同時に貼り、2日おきに貼りかえていました。

区分 保険点数
再診料 74
特定疾患療養管理料(診療所) 225
薬剤情報提供料 10
ツムラ温経湯エキス顆粒(医療用) 17×8=136
調剤料 9
処方料 42
特定疾患処方管理加算(処方料) 18
膣洗浄 47
超音波検査 530

保険適用分 自己負担額 計 3,270円

区分 単価
エストラーナテープ8枚 220円×8枚=1,760円

保険適用外 自己負担額 計 1,760円(税込)

 

12日目

エストラーナテープが増量になり、3枚を同時に貼り、2日おきに貼りかえることになりました。

またこの日、自費で血中のビタミンD、亜鉛、銅の検査を勧められました。

普通はこのタイミングでは検査しないのですが、私はこれまで絶食で検査を受ける機会がなかったため受けました。

区分 保険点数
再診料 74
特定疾患療養管理料(診療所) 225
薬剤情報提供料 10
ツムラ温経湯エキス顆粒(医療用) 17×7=119
調剤料 9
処方料 42
特定疾患処方管理加算(処方料) 18
膣洗浄 47
超音波検査 530
頸管粘液一般 75
子宮頚管粘液採取 40
検査判断料 34

保険適用分 自己負担額 計 3,670円

区分 単価
エストラーナテープ8枚 220円×8枚=1,320円
ビタミンD 検査 5,500円
亜鉛、銅 検査 3,300円

保険適用外 自己負担額 計 10,120円(税込)

 

16日目

この日は超音波検査が月3回目のため、超音波検査は自己負担になりました。

そして、凍結胚盤胞移植が5日後に決定しました。

区分 保険点数
再診料 74
特定疾患療養管理料(診療所) 225
ツムラ温経湯エキス顆粒(医療用) 17
調剤料 9
処方料 42
特定疾患処方管理加算(処方料) 18
膣洗浄 47
頸管粘液一般 75
子宮頚管粘液採取 40

保険適用分 自己負担額 計 1,640円

区分 単価
エストラーナテープ9枚 220円×9枚=1,980円
超音波検査 1,650円
ルティナス膣錠 495円×9個=4,455円

保険適用外 自己負担額 計 8,085円(税込)

 

ということで、胚盤胞移植の準備期間にかかった費用を小計すると28,545円になりました。

胚盤胞移植にかかった費用(当日支払い分)

子宮に卵を戻す移植は、体外受精と同じく保険適用外になります

ここでは、当日支払いをした血液検査、注射、薬の費用を記載します。

もし自治体から移植費用の助成金を受ける場合は、次のコーナーで紹介する支払い分が対象となります。

かかった費用はこちら↓

区分 単価
血液検査E2、P 4,400円
エリスロマイシン 22円×9錠=198円
エストラーナテープ12枚 220円×12枚=2,640円
ルティナス膣錠 495円×27回分=13,365円
オースギ当帰芍薬散料 66円×27袋=1,782円
処方料 610円

保険適用外 自己負担額 計 23,045円(税込)

胚盤胞移植にかかった費用(後日支払い分)

自治体から体外受精や移植の助成金を受ける場合は、この移植の領収書分が対象となります。

普通は一連の体外受精と移植の費用はまとめて自治体の助成金の対象になりますが、もし何らかの事情で予定していた移植が体外受精から3周期以上先になってしまった場合は、体外受精と移植の費用を分けて助成金申請できます。(該当しそうな場合は、念のためご自身の自治体のホームページを確認し、病院側の書類も必要になるので主治医に相談してみて下さい。)

私は今回、1個の凍結胚盤胞を融解してアシステッドハッチングしてから戻しました。

かかった費用はこちら↓

区分 単価(税抜)
凍結胚融解 50,000円
胚移植 60,000円
アシステッドハッチング 30,000円
医療廃棄物処理・消耗品 12,000円

保険適用外 自己負担額 計 167,200円(税込)

この時の請求書は普段の領収書と違い、クリニックの旧書式のままで税別表記でしたので、単価は税抜で記載しました。(税込の消費税は10%です。)

しかし、しれっと凍結胚融解の費用が去年より1万円値上がりしていました!

後日支払いと書きましたが、持ち合わせの現金やクレジットカードがあれば当日でも支払いできました。

PayPayが導入されたのでそれで支払おうとしたら、私の設定では一度に支払える上限金額を超えていたので、クレジットカードにしました(笑)

私たち夫婦は、今回から市の助成金をもらうことができたため、このうち7万5千円は補助されました!

かかった費用を合計すると…

お待たせしました、小計が出揃いました。

今回の体外受精スケジュールに入ってから移植までにかかった費用は………

生理開始から採卵日が決まるまでの通院費用 58,067円

+体外受精にかかった費用(当日支払い分) 3,915円

+体外受精にかかった費用(後日支払い分) 389,880円

+移植周期の通院にかかった費用 28,545円

+胚盤胞移植にかかった費用(当日支払い分) 23,045円

+胚盤胞移植にかかった費用(後日支払い分) 167,200円


 合計 670,652円 です!!

 

ただし、自治体からの助成金が体外受精で300,000円、凍結胚盤胞移植で75,000円もらえました。

ざっくり計算すると自己負担額は

670,652円-300,000円-75,000円=295,652円 になります。

 

しかし実際には、助成金申請に戸籍抄本、住民票、医師が記入する書類など有料で発行してもらう書類が必要だったのですが、上記の合計の計算には含まれておりません。

また、記事内で参考に書いた通り、体外受精や移植に直接関係ない項目もあったので合計からは除外しましたが、移植までの経過観察の通院費用で67,630円かかっております。

それら諸々を含めると、自己負担した額は36~37万円かかっていました。

今回も着床・妊娠には至らず、費やした時間とお金を振り返ると悲しくなりますが、助成金を頂いたので、半額くらいになったと思うとありがたいです。

ABOUT ME
hayachan
33歳で不妊治療クリニックに通い始め、次々と予期せぬ展開へ。34歳で仕事と治療の両立が困難になり泣く泣く休職。治療費は200万円を突破し、35歳で退職。そんなリアルをお伝えします。