不妊治療

誘発剤を用いたタイミング法にステップダウンした理由と生活改善

不妊治療歴3年、不妊治療費用300万円、体外受精を3回しても妊娠しなかった私は、35歳の時、不妊治療の病院を転院することになりました。

そこでまず勧められた方法が誘発剤フェマーラ(レトロゾール)を用いたタイミング法でした。

ここでは、体外受精までしていた私がタイミング法にステップダウンした理由から、この機会に見直した生活習慣について紹介します。

誘発剤を使ったタイミング法に挑戦しようと思ったきっかけ

私は以前の病院で、卵管造影検査を受けた後に3カ月間タイミング法をしていましたが、誘発剤など薬は一切使わず、それまでの自主的妊活と変わらない完全自然方式のタイミング法でした。

その後すぐに体外受精を希望したため、誘発剤を使ったタイミング法は転院してから初めて経験しました。

誘発剤フェマーラ(レトロゾール)を用いたタイミング法については、前の病院の院長も提案してくれたことがあったのですが「クロミッドに比べて効き方がゆるやかなので、4周期以上しないと意味がない。」と言われた方法です。

その時は、1日でも早く妊娠したい一心で私は体外受精の誘発剤にクロミッドを選択してしまいましたが、医師は論文を見せながら、多嚢胞性卵巣の患者にはレトロゾールのほうが優れているということを教えてくれました。

論文の詳しい内容は下記リンク先の記事で解説しています。

ゆるい誘発で1つの卵を採卵すると最高の結果に

 

実際に私の身近な妊活の先輩で、「なかなか妊娠しなかったのにレトロゾールを用いたタイミング法を4周期続けると妊娠した。」という方と、「レトロゾールを用いたタイミング法を5周期続けたものの妊娠せず、いったん治療をやめたところ治療効果で卵巣機能が改善していたのか翌月自然妊娠した!」という方がいたため、医師の「4周期以上しないと意味がない。」発言は本当なんだろうなと思っていました。

ただ、転院先の病院の医師や看護師に「4周期以上しないとなかなか妊娠しませんよね?」と聞いてみたところ、皆ポカーンという感じで話が通じなかったため、学術的にはっきりしているものではなく、前の病院の院長の経験則なんだろうなと感じています。

 

転院してから、初診の場で院長にこれまでの治療歴を聞いてもらいました。

その時に「誘発剤を変更してみるとうまくいくこともあるからね。」と提案を受け、私は初めて誘発剤を使ったタイミング法を開始することになりました。

ぶっちゃけ、この方法なら前の病院でもできるのですが、前の病院では色々と暗くなることもあったため、転院先で心機一転頑張ろう!という気持ちを抱いていました。

体外受精までしていた私ですが、人によって合う誘発剤は違うと思いましたし、同じ薬でも服用期間の違いで卵胞の成長具合も変わってきたりします。

そんな考えもあり、誘発剤を変えたら卵子の質が良くなってタイミング法でも妊娠できるかもしれないしな~とステップダウンすることを決めました。

なにより一番の理由は、タイミング法で妊娠できたら体外受精するよりめちゃくちゃお得じゃないの!!という思いです(笑)

あぁ、これで妊娠してみたい!!

フェマーラ(レトロゾール)は保険適用外の誘発剤のため、保険適用になるクロミッドよりお高めなのですが、それでも体外受精費用に比べるとうんと安上がりです。

このような理由で、何が何でも4周期以上は頑張ろうと決意を固めました。

タイミング法と並行して見直した生活習慣

過去にはグレードの良い胚盤胞を移植して妊娠したあと、すぐに流産したこともあったため、私はもしこの誘発方法が体に合っていたとしても、誘発方法の変更だけでうまく妊娠できるとは到底思えませんでした。

そこで、転院先の病院で初めての患者が無料で受けられる栄養指導などを利用し、自らの生活を見直して、体質改善や妊娠に好影響を与えそうなことを続けようと思いました。

ここでは実際にやってみたことを10個紹介します。

1.スポーツクラブで運動

転院後にスポーツクラブに入会し、運動習慣をつけるよう努力しました。

詳しくは下記の記事で紹介しています。

不妊治療クリニックの運動メニューよりスポーツクラブを選んだ理由

2.カルニチンの摂取

L-カルニチンは、質の良い卵子や精子を育て、活性酸素などの攻撃から細胞を守り、受精卵の細胞分裂をサポートすることが期待でき、不妊治療クリニックでも販売されていました。

私は医師から「飲んでおくと良いですよ、希望すれば出しますよ?」とも言われていました。

しかし、けっこう高額で買うかどうか迷いました。

そんな時、スポーツクラブに通っている夫がカルニチンのサプリを持っていることに気づきました。

聞くと、体内の脂肪を燃焼しやすくするため運動前に飲んでいるとのこと。

私にも「飲んでみる?」と勧めてきてくれたので、運動前に夫のサプリをもらうことにしました。

↓なんか、いかにも脂肪が燃焼しそうですよね(笑)

 

カルニチンを飲んでから運動すると、たしかに体が熱くなり汗もよくかきました。

ただ、卵巣機能の改善目的で服用する場合は、食後に飲んだほうが良さそうです。

妊活女性の服用期間は、妊娠の陽性反応が出るまでで良いそうです。

病院のカルニチンは容量が大きくて値がはるので、気になる方は市販のもので気軽に試してみてもいいかもしれません。

色々なメーカーから発売されています。

私は夫とスポーツクラブに通う日にちょっと服用した程度で、結局自分で買うことなく、その後このサプリは続きませんでした。

ちゃんと摂取していたら結果が違ったかもしれませんが。

3.三陰交を刺激する

三陰交という足のツボをご存知ですか?

脚の内側、内くるぶしの頂点から指4本分上がったところで、骨と筋肉の境目にあるツボです。

婦人科系の万能ツボとも言われ、冷えやむくみの改善、生理痛の緩和、骨盤内の血流アップなどの効果が期待できます。

私は妊活の先輩から、鍼灸院に通わず自分で鍼シールを貼ってたよと聞き、Amazonで0.6mmの鍼シールを購入しました。


痛いのかな?と思っていましたが、全然痛みがなく、本当にただシールを貼っている感覚です。

貼るとだんだん体がポカポカしていくのが分かり、冬の間はけっこうハマりました。

ちなみに、顔は0.3mmを使うと一時的に顔のしわが薄くなりました(笑)

 

三陰交を温める靴下も買いました。

この商品、もとは「三陰交をあたためるソックス」という名前だったそうですが、改名してヒットしたとTVで紹介されていました。

これを履くと寒い冬の夜も快適に過ごせてすごく重宝しています!!

私は色違いで2枚持っています。

4.ゆたぽんを使って体を冷やさない

湯たんぽではなく、ゆたぽんです。

電子レンジで温めて繰り返し使えるので、冬は毎日布団に入れて重宝しています!


大きめが良い方はLサイズも売っていますよ。

ただ、妊活友達が4年間ゆたぽんを使っていたら、ある日中袋が破れて液が出ているのが見えたそうです。

外袋は破れなかったため、こぼれてはいないのですが、繰り返し使えてもさすがに寿命があるようですね。

5.ビタミンDの摂取

ビタミンDは着床や妊娠に関係すると言われています。

私が転院する直前、前の病院で受けた検査でビタミンDの不足が発覚しました。

その時の検査結果や選んだサプリは下記の記事で詳しく紹介しています。

ビタミンDの不足が判明!検査結果と選んだサプリ

ビタミンD不足の女性は、妊活中だけでなく、出産まで補ったほうが良いそうで、これは長いお付き合いになりました。

6.葉酸、銅、亜鉛を含むマルチサプリを摂取

これは転院のタイミングとは関係なく続けていたことですが、私はかつて検査で亜鉛不足が発覚してから、このビタミンD、銅、亜鉛を含むマルチサプリメントを服用し続けてきました。


ビタミンDなど他のサプリメントを始めるタイミングや、ビタミン剤の薬を処方された際は必ず過剰摂取にならないよう、このパッケージの栄養成分表示を確認するようにしていました。

7.心療内科や心理カウンセラーを利用しリラックスする

転院先の病院では、初回に限り無料で心理カウンセラーの相談を利用できました。

初診で院内のサービスについて説明を受けている時に、「顔合わせのつもりで行ってみたら?」と言われたこともあり、予約をして一度利用しました。

そこでこれまでの治療の経緯や、心身を病んで心療内科も受診していることなども話しました。

 

今のところ体外受精には進みませんが、先に体外受精説明会(インフォームドコンセント)に参加しておけばいつでも体外受精に進めるため、実はタイミング法を始める前に夫婦で参加しました。

この説明会に参加すると、さらに1回無料で心理カウンセラーから夫婦揃ってリラックスの方法を教えてもらる特典が付いてきました。

せっかくなので予約をして2人で行きました。

そこではATレッスンという自律訓練法を習いました。

夫は眠そうに受けていましたが、私はいいことを学べた!と思い、退職ストレスなどでうつ症状が強かった時期は自宅で一人でやっていました。

ちなみに、ATはautogenic trainingの略でした。

 

ただ、私は月に2回心療内科で話を聞いてもらっていたため、その後不妊治療クリニックの有料カウンセリングを受けることはなかったです。

心療内科の先生は不妊治療に理解があり、とても優しく、傷病手当金の申請にも協力的で、すごく支えになりました。

8.誘発剤をクロミッドからフェマーラ(レトロゾール)に変更

これは生活習慣の改善というよりも、薬の変更です(笑)

前の病院で処方されていた誘発剤クロミッドは保険が適用されて薬価が30円くらいでした。

しかし、今の病院で処方されたフェマーラは全額自費となり薬価が741円でした。これ、1錠ですよ。

基本的には5日連続で服用するので、5錠で3,705円になります。

普通は高っ!と思うのですが、体外受精にかかる金額よりは安いです。

これを高いと思わない人は、私と同じく不妊治療で金銭感覚までやられて麻痺しています。

9.子宮内の乳酸菌を増やす薬、サプリを服用

前回の記事で、グラム染色の検査で引っかかった話を書きましたが、それを受けてレベニンという薬を服用することになりました。

また、子宮内フローラの改善と維持を目的にラクトフェリンのサプリも続けることにしました。

詳しくは下記の記事をご参照ください。

消えた子宮内の乳酸菌、転院してすぐ「グラム染色」で引っかかる

10.甲状腺ホルモンの薬を服用

これは不妊治療の初期の初期から続けていることでありますが、甲状腺機能低下症による不妊や流産を防ぐため、引き続きチラーヂンSを服用しています。

いつも吸収率を良くするため、朝食の30分前に服用します。

チラージンSは一番低用量の12.5μgからスタートしたのですが、今では1日1回50μgになりました。

採卵手術前の注射で甲状腺ホルモンの消費が早まったり、ストレスのせいか甲状腺の破壊が進んでしまい、やっと50μgで安定した感じです。

詳しくは下記の記事でも紹介しています。

甲状腺ホルモンは甲状腺の破壊スピードを速めてしまうストレスの怖さ

やろうとしたけど、なかなか難しかったこと

妊活に良いことをしなければ!という思いはあるのですが、全て順調にこなせたわけではありません。

栄養指導の際に「朝・昼・晩の3食を栄養バランスよくきっちり作って食べて下さい。」とアドバイスされていたのですが、タイミング法の期間は決められた時間に服用する薬がなかったこともあり難しかったです。

私が受けた栄養指導は、初診の人が30分無料で受けられるものを利用しただけでしたが、「甲状腺の病気で昆布だしが使えないなら、トマト鍋にするとトマトからうまみ成分のグルタミン酸が出るから良いですよ。」など、個人の事情に合わせたアドバイスもしてもらえました。

料理は好きなほうで、夫が家にいる日は料理を作らねば!と思うのですが、自分一人の日や朝はそこまでやる気が起きません。

夫と食べ物の好き嫌いが合わないことや、メニューのマンネリ感も悩みでした。

そこで数か月後、この本をAmazonで買いました。

通っている不妊治療クリニックの理事長が監修しているため、病院の受付でも販売しているのですが、私はAmazonの中古で安く買いました(笑)

ほんとに中古?と思うくらい、しわ1つない新品同様のものが届きラッキーでした。

↑この本は、お世辞ではなく本当に買って良かったと思えました。

スーパーで手軽に買える材料を使って、調理時間も短め、手間もかからない料理が多数掲載されており、おかずに困った日や食べたいものが決まらない時にすごく役に立ちました。

 

また、専業主婦になり、朝寝坊し放題という環境が、逆に夜眠れない原因になりました。

心療内科では、毎朝きっちり同じ時間に起きるようにと指導を受けたので、基礎体温を測っている体温計のアラームは働いていた時の起床時間に鳴るように心掛けていました。

でも、そのあと二度寝してしまうんですよね…。

ただ、フェマーラは眠気を起こす副作用があるためか、服用期間中はすぐに眠くなり深く眠れました。

5周期に及んだ治療期間

生活の努力が足りなかったのか、薬がいまいち効かなかったのか、私の誘発剤フェマーラ(レトロゾール)を用いたタイミング法は、5周期に及びました。

毎回課題ができたり、試行錯誤があったのですが、この治療の全容と、治療で分かったことと気持ちの変化については、次の記事で詳しくご紹介します。

ABOUT ME
hayachan
33歳で不妊治療クリニックに通い始め、次々と予期せぬ展開へ。34歳で仕事と治療の両立が困難になり泣く泣く休職。治療費は200万円を突破し、35歳で退職。そんなリアルをお伝えします。